オール電化=光熱費が削減出来るというイメージを持たれている方が多いと思います。
ただ中にはオール電化のことをよく知らず導入して後悔されている方もおられますので
この記事ではオール電化をする前に事前に知っておくべきこと、またオール電化のメリットとデメリットをまとめております。導入する前の注意点としてチェックしてみてください。
オール電化導入で後悔した5つの例
IHの火力が弱い
よくある後悔の例の1つがIHにして火力が下がった、調理に時間が掛かるようになった。
という感想です。
ただし、現在ではIHの火力はガスに比べても十分に強いことが関西電力の調べで証明されております
関西電力の調べでは20℃の水1.5Lを90℃にまでどのくらい掛かったかをガスコンロとIHで比べたところ、IHの方が約1分半早く90℃になったとの実測例を記載しております。
IHの火力が弱いかも?と思われた方はフライパンの経年劣化や、IHに適した調理器具であるかを確認してみるのも良いでしょう。
またIH導入前には調理器具がIHに対応しているものかどうかを確認する必要もあります。
光熱費があまり安くならなかった
こちらもよくある後悔の例の1つで、オール電化導入後に光熱費があまり安くならなかった
と感じるご家庭様もおられます。
原因の一つとして、ガス併用の時と同じ電気の使い方をして、電気代が高くなってしまうことがあります。これはオール電化プランの特徴である昼間の電気代は高く、夜間は安い。ということを意識されずに使われた結果光熱費が上がった事例もございます。
一度、電気代の明細を確認して昼間にどのくらい電気を使っているのか、夜間にどのくらい電気を使っているのかを確認してみるのも良いでしょう。
もし昼間に多くの電気を使っている場合は、夜間電気の時間に使う電気をまわすようにしましょう。
水圧が弱くなった
多くのガス給湯器は水道水の水圧がそのまま出てくる水道直圧式というものを採用しております。
ただしエコキュートは水道水の水圧をそのまま使うことが出来ず、減圧弁という部品を使い水道水の水圧を下げてお湯が出るようになっております。これが原因で、エコキュートの水圧にストレスを感じる方もおられます。
もし水圧を気にされる方は、日立のナイアガラ出湯シリーズを検討してみてはいかがでしょうか。
ガス給湯器と同じ水道直圧式を採用しており、水圧が変わりません。
またタンク内の水と水道水は別に使うことが出来ますので、蛇口から出てきた水は飲用出来ます。
水圧が高いエコキュートを検討されている方はこちらからお問い合わせください
お湯切れを起こす
お湯切れを頻繁に起こす原因の一つが、購入時に想像していたよりも家族が使うお湯の量が多かった。というものです。
お湯切れを起こすとお湯が作られるまでに時間が掛かり、高い電気代の時間にお湯を作る必要がある際はお湯が使えるまでに時間がかかり、その分電気代も大きく掛かります。
もし頻繁にお湯切れを起こす場合は、エコキュートの設定を変更して、満タンにお湯が貯めるモードに変更してみるとよいでしょう。
エコキュートを検討される際は、将来のことを見据えて大きめのものを選択するのも一つの手です。
エコキュートの音が気になる
エコキュートの音はおおよそ45db前後と言われており、これは家庭用クーラーの室外機(50db)よりも少し静かめな音ぐらいです。寝室の近くにエコキュートを設置した場合は人によって気になると感じられる方もおられます。
実際に訴訟問題が起きた事例もございますので隣家、寝室からはなれたところに設置する、もしはなれたところの設置が難しい場合は音の対策をすると良いでしょう。
オール電化にするメリット5つ
ここまで後悔した例を挙げましたが、オール電化にすることによるメリットはどのようなものがあるのでしょうか?ここでも体験談なども含めて紹介をしていきます。
光熱費が安くなる
中には、生活スタイルも相まって光熱費が大幅に安くなる場合がございます。
基本的にはガスの基本料金が無くなりますので、光熱費は必然的に安くなるケースが多いです。
特に電気プランの特徴を理解して電気を使用すれば、電気代は安くしやすいのもメリットの一つです。
安全性が高まる
ガス併用や、灯油併用に比べて火が出ないことが安全性を大幅に高めます。
理由としまして、ガスコンロからの出火による火事、二酸化炭素中毒や不完全燃焼の原因である火がなくなることや燃焼をしませんので空気を汚す事がありません。
またIHは温度が上がりすぎたら自動で止まる安全装置もついております。特にお年寄りの方や小さなお子さん、ワンちゃん猫ちゃんの動物がおられるご家庭様にとっては大きなメリットになります。
緊急時にお湯が使える
災害時は、水、ガス、電気のライフラインが止まると何も出来ませんが、
エコキュートはお湯を保温する機能がありますので、停電時でもタンクから直接お湯を出すことが出来ます。冬に停電した際はそのお湯で湯たんぽを作る事ができ、また温かいお湯で洗髪をすることもできます。
北陸地方などは特に寒さが激しいので、命を落とすリスクを減らせるのはとてもメリットが大きいです。
キッチン周りの掃除がしやすくなる
ガスコンロは凹凸がありますが、IHは平らなので、掃除がしやすく清潔感を保ちやすいです。
また汚れが原因で火力が弱くなることもふせぐのも簡単になります。
ただしIHはガラスになっておりますので、割れることもあります。耐荷重を確認して使用するようにしましょう。
太陽光発電、蓄電池の併用で更に便利で光熱費の削減が出来る
オール電化は停電時にライフラインが遮断されるリスクもございますが、太陽光発電や蓄電池を併用することにより、停電時でもIH、エコキュートが使えるようになります。
また太陽光発電で創った電気をIHやエコキュートに充てることにより、電気代を削減することも可能です。特に太陽光発電は場合によって30年以上使用できますので、一緒に導入することでメリットは大きくなるでしょう。
オール電化にするデメリット2つ
ガス給湯器を買う以上に費用がかかる
エコキュートやIHはガス給湯器、コンロに比べて設備費用が高いです。
物やグレードによって異なりますがおおよそ2~3倍ぐらいエコキュートの方が高いと言われております。
オール電化を検討される際は相見積もりを行い適正の値段であるかを確認することをオススメします。
停電時にライフラインが遮断される。
最近は台風での停電被害が頻発しております。
令和4年に起きた14号では10万戸を超える世帯で停電が発生しました。
電気は、電線による影響や災害等で停電がしやすいという弱点があります。
オール電化になると、ライフラインが電気にまとまりますので、停電時は蓄電池等を設置していない場合は復旧を待つしかありません。
オール電化を最適な形で導入しよう!
メリットデメリット、後悔した例などを挙げましたが、
ご家庭にあった最適な形で導入をすると光熱費を削減できたり、安全性が高くなったりとオール電化を導入するメリットは複数あります。
事前に後悔した例を元に確認して相見積もりを取って検討するのをオススメ致します!
もしオール電化がどのくらいメリットが出るか知りたい、オール電化の導入を検討したい場合は是非新日本エネックスにお問い合わせください