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【コロナ製エコキュート】修理が必要なエラーコードまとめ!

エコキュート2023.08.07

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▼ 目次

「コロナ製エコキュートで自分で対応できないエラーコードは、なにがあるんだろう?」「エコキュートを少しでも長く使う方法を知りたい」という疑問を持っている人はいるのではないでしょうか。

コロナ製エコキュートは省エネで電気代が安くなるものの、長期間の使用や劣化・損傷などにより修理の必要性が高いエラーコードが出ることがあります。エラーコードのなかには自分で解決できるエラーコードもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

今回の記事では、コロナ製エコキュートで修理が必要・不要なエラーコード、修理業者の選び方、費用相場、長く使うためのポイントまで解説しています。本記事を読めばコロナ製エコキュートのエラーコードや長く使用するためのポイントなどについて理解が深まるため、故障等の問題に対する早期解決ができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

コロナ製エコキュートの修理が不要なエラーコードと対処法

コロナ製エコキュートは「C」で始まるエラーコードに関しては、修理の必要性が低く自分で対応できるものがあります。自分で対応可能なエラーコードや原因、対処法まで解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

※対処してもエラーが消えなかったり再表示されたりする場合は、メーカー・販売店・修理業者へ問い合わせましょう。

【修理の必要性が少ない自分で対処できるエラーコード】

エラーコードエラー内容原因対処方法
C01浴槽栓抜け検知浴槽の栓抜け、循環口の詰まり排水栓の確認や循環口の清掃をし、再度湯はりを行う
C02残り湯がある状態での湯張り検知浴槽に残り湯がある残り湯を排水してから、ふろ自動運転を行う
C03貯湯量不足検知タンク内の湯量、温度が不足「強制沸増」ボタンを押し、湯量を確保してから再度操作する
C05湯張り後湯温低下検知湯張り後、湯温が低下風呂のお湯を少し排水した後、追い焚きボタンを押す
C06貯湯温度低下検知貯湯の温度低下・自動で沸き増しを行う・表示が消えるまで待つ・「深夜のみモード」の場合、「強制沸増」ボタンを押す
C07循環液不足検知循環液の不足販売店に点検・循環液の補充を依頼する

※参考:コロナ

コロナ製エコキュートの修理が必要なエラーコード

コロナ製エコキュートには「E・H・U」から始まる、点検や修理の必要性が高いエラーコードがあります。これらのエラーコードが出た場合は、メーカー・販売店・修理業者へ問い合わせしてみましょう。

【修理や点検の必要性が高く自分で対処しにくいエラーコード】

エラーコードエラー内容原因
E01・缶体サーミスタ1の故障・風呂保温ヒータの故障ヒーター破損、断線
E02・缶体サーミスタ2の故障・HP出湯温サーミスタの故障缶体温度検知センサー故障
E03・缶体サーミスタ3の故障・水位サーミスタ2の故障
E04・缶体サーミスタ4の故障・水位サーミスタ3の故障
E05・缶体サーミスタ5の故障・水位サーミスタ4の故障
E06・缶体サーミスタ6の故障・水位サーミスタ5の故障
E07・缶体サーミスタ7の故障・水位サーミスタ6の故障
E08ふろ湯はりサーミスタの故障風呂温度検知センサー故障
E09給水温サーミスタの故障給水温度検知センサー故障
E10給湯サーミスタの故障給湯温度サーミスタ異常
E11・追焚検知サーミスタの故障・ふろ往きサーミスタの故障追い炊きサーミスタ異常
E12給湯温度高温の故障給湯温度の高温
E13湯張電磁弁(ホッパー)の故障湯張電磁弁(ホッパー)故障
E14・湯張電磁弁の故障・ふろ配管の詰まり・断水中・配管凍結・ふろ流量カウンタ異常
E15ふろサーミスタの故障ふろ循環湯温サーミスタ異常
E16湯張り高温異常ふろ出湯温度の高温
E17・HP出湯サーミスタの故障・凍結予防ヒーターの故障・HP出湯サーミスタ故障・凍結予防ヒータ故障
E18HP入水温サーミスタの故障ヒートポンプ入水温度センサー故障
E20水位センサーの故障水位センサー異常
E21過熱防止サーモの作動温度調節機能異常
E22フロースイッチの故障フロースイッチ断線
E23・浴槽排水栓の閉め忘れ・フロースイッチの故障・浴そう排水栓抜け・フロースイッチ断線
E24給湯ミキシング弁の故障給湯ミキシング弁故障
E25ふろミキシング弁の故障ふろミキシング弁故障
E26二方弁の故障二方弁信号異常
E27ヒートポンプ、タンク間の通信異常検知電子基板故障
E28湯張り系の故障湯量センサー故障
E29浴室リモコンとの通信異常検知リモコン不良
E30台所リモコンとの通信異常検知
E31沸き上げ温度の低温検知沸き上げサーミスタ断線またはショート
E32・給湯温サーミスタ、ふろ循環温サーミスタの故障給湯温サーミスタ、ふろ循環温サーミスタの故障
E33給湯温度の高温検知ふろサーミスタ断線またはショート
E34ふろ出湯温度の高温検知設定温度より高温
E35貯湯ECU異常検知配水管や電磁弁の詰まり、電磁弁、基板、レベルスイッチ不良
E36沸き上げ温度の高温検知沸き上げサーミスタ断線またはショート
E37漏水検知機器などからの漏水、検知器不具合
E38ヒートポンプバイパス弁の故障内部機器異常
E39ふろ三方弁の故障ふろ保温三方弁異常
E40追いだき温度の高温検知追いだき温度高温
E41追いだき中間温度異常検知追いだき中間温度異常
E43中温水サーミスタの故障中温水サーミスタの故障
E44・中温水混合弁の故障・中温水取出弁の故障取り出し弁故障
E45~E47機種不適合検知ユニット組み合わせ不適合
E48通信仕様不適合検知通信仕様不適合
E50ヒートポンプ循環ポンプの故障循環ポンプ故障
E51凍結防止サーミスタの故障凍結防止サーミスタ故障
E52ふろポンプ(循環ポンプ)の故障ふろポンプ(循環ポンプ)故障
E53流量調整弁の故障流量調整弁故障
E54浴室温度サーミスタの故障浴室温度サーミスタ故障
E55人感センサーの故障人感センサー故障
H01冷媒漏れ検知圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器のいずれかの故障
H02沸き上げ温度低温異常沸き上げ温度低温異常
H03冷媒圧力高圧検知冷媒圧力高圧検知
H04水熱交冷媒出口サーミスタの故障水熱交冷媒出口サーミスタ故障
H05入水(給水)サーミスタの故障入水(給水)サーミスタ故障
H06沸き上げサーミスタの故障沸き上げサーミスタ異常
H07フロスト(空気熱交出口)サーミスタの故障交換器センサー異常
H08エバ入り口(空気熱交入口)サーミスタの故障
H09外気温サーミスタの故障外気温度センサー故障
H10水中温サーミスタの故障水中温センサー故障
H11吐出温サーミスタの故障吐出し温度センサー故障
H12エバ入口サーミスタ2の故障エバ入口サーミスタ2故障
H14インバーター~ヒートポンプ ECU間通信異常検知インバーター~ヒートポンプ ECU間通信異常
H15・ファンモータの故障・積雪や凍結によるロック・室外制御基板不良、ファンモーターの不良
H16給水ポンプの故障給水ポンプ異常
H17沸き上げ温度高温検知沸き上げ温度高温異常
H19冷媒吐出温度異常検知圧縮機の吐出管温度の高温による停止
H20沸上げ温度高温異常検知ヒートポンプ沸上温度の高温による停止
H21沸上げ温度低温異常検知沸上げ温度低温異常
H22・水系循環異常検知・コンプレッサ制御系の故障コンプレッサ故障
・H23~26・H28~30コンプレッサ制御系の故障
H27電源電圧異常検知供給電圧異常
H31圧力センサ異常検知圧力センサ異常
H32・除霜電磁弁の故障・ヒートポンプAB配管逆接続検知・除霜電磁弁の故障・ヒートポンプの配管接続に問題
H40~42・44インバータの故障インバータ故障
H50ヒートポンプ循環系の故障ヒートポンプ循環系故障
U01中温水サーミスタの故障中温水サーミスタ不具合
U02中温水取出信号異常検知
U03中温水戻り信号異常検知
U04暖房往きサーミスタの故障暖房往きサーミスタ故障
U05熱交1次入口サーミスタの故障熱交換器サーミスタ不具合
U06熱交1次出口サーミスタの故障
U07熱交2次出口サーミスタの故障
U08熱交2次入口サーミスタの故障
U09暖房1次ポンプの故障暖房ポンプの不具合、故障
U10暖房2次ポンプの故障
U11中温水混合弁の故障混合弁の不具合、故障
U12中温水取出弁の故障取出弁の不具合、故障
U13中温水戻り弁の故障戻り弁の不具合、故障
U14暖房混合弁の故障混合弁の不具合、故障
U16端末制御異常の検知端末制御異常
U19暖房切換弁1異常切換弁の不具合、故障
U20暖房切換弁2異常
U21暖房戻りサーミスタ1異常暖房戻りサーミスタ不具合、故障
U22暖房戻りサーミスタ2異常
U23暖房戻りサーミスタ3異常
U24暖房戻りサーミスタ4異常
U51床暖房リモコン系統1通信異常床暖房リモコン不具合、故障
U52床暖房リモコン系統2通信異常
U53床暖房リモコン系統3通信異常
U54床暖房リモコン系統4通信異常

その他メーカーエラーコードはこちら

【メーカー別】エコキュートのエラーコードと対処法を徹底解説!

※参考:コロナ

※参考:エラー解決隊

メーカーの保証切れ・対象外の修理は業者へ依頼する

メーカーや販売店の保証切れ、保証対象外の部品交換や修理に関しては修理業者に依頼しましょう。エコキュートの寿命は一般的に10〜15年ほどといわれているものの、メーカーの無料保証期間は1〜5年しかありません。

また有料の延長保証をへの申込みは、エコキュートの購入後2〜3か月で申し込まなければいけないため、忘れてしまい保証が受けられなかった人もいるでしょう。

このような場合は修理業者に依頼することになり、覚えておくと良いポイントがあるため、ぜひ参考にしてみてください。

修理・交換は業者を呼んで自宅で行える

エコキュートは修理業者を自宅に呼んで修理を行えます。修理業者に依頼した際の主な流れは以下のとおりです。

  1. 優良な修理業者を探す(選び方は後述)
  2. 複数の修理業者に問い合わせ相見積もりを取る
  3. 問題がないと判断した業者に修理を依頼する
  4. 修理業者が自宅でエコキュートの修理や本体・部品交換を行う

修理業者の多くは24時間365日対応してくれるため、突発的な故障でも安心といえます。

修理に必要な費用の相場

エコキュートの修理費用は、どこに依頼するかで異なります。メーカー・販売店・修理業者で微妙に異なるため、エコキュートの修理費用の相場はわかりにくいといえるでしょう。今回は参考までに、大手メーカーである以下の三菱電機の修理費用をご紹介します。

  • 見積もり診断:数千円~1万円前後
  • 部品交換を行わない点検等の作業:約1~1.5万円
  • 部分的な修理や配管などの部品交換:約1~7万円
  • ヒートポンプ内の冷媒回路の修理や交換:約5~19万円
  • 貯湯タンク・ヒートポンプユニット交換:約20~50万円

どこに依頼するかでエコキュートの修理費用が変わるものの、基本的にメーカーよりも修理業者のほうが安くなる傾向があります。保証切れや保証対象外の場合は、修理業者の費用を確認したり実際に見積もりを取ったりしてみましょう。

修理業者を選ぶ注意点として、次のことに注意してください。相場よりも修理費用が高すぎる、または安すぎる業者、訪問販売業者はトラブルが起きる可能性があるため、依頼は控えるほうが良いでしょう。

※参考:三菱電機

修理業者で失敗しないための選定ポイント

エコキュートの修理でトラブルが起きにくい優良な修理業者を選ぶためには、特徴を知っておくことをおすすめします。優良な修理業者の特徴は、以下のとおりです。

  • 良い口コミが多い
  • 施工実績が豊富にある
  • 丁寧な接客対応をしてくれる
  • 質問に対して的確に答えてくれる
  • 24時間365日で修理対応してくれる
  • 会社のホームページが更新されている
  • 見積金額が相場よりもかけ離れていない
  • 修理後の保証やアフターサービスが充実している など

修理業者の対応を確認する際のポイントは、問い合わせの際にメールではなく電話で問い合わせてみましょう。電話のほうが修理業者の声のトーンや雰囲気、質問に対する対応力などを確かめられます。

修理業者は「新日本エネックス」がおすすめ

エコキュートの修理業者で、おすすめなのは新日本エネックスです。新日本エネックスは福岡を拠点としているものの、修理は全国対応しています。主な特徴は「迅速な対応・安心のアフターサービス・スタッフの対応力・良心的な価格」です。

以下は実際に修理を依頼された、お客さまの声になります。

「給湯器の交換の作業に来ていただきましたが、ほかの気になるところも一緒に見てもらえて助かりました。担当者の方の対応も良かったです。」
「変な音がするので不安になって連絡しました。スタッフの方はとても親切で、故障の原因や機会について、とても丁寧に教えて下さいました。お願いして良かったです。」
「急に給湯器の調子が悪くなり、困っていました。でもスタッフさんのテキパキとした段取りで、すぐに直してもらえたので本当に助かりました。」

また修理以外にも、買い替えやガスからエコキュートの置換なども対応可能です。無料で相談や見積もりができるため、お気軽に新日本エネックスへ問い合わせてみてください。

エコキュートの寿命を少しでも延ばすためにすべきこと

エコキュートの寿命を伸ばすためには、ご紹介する8つのポイントを意識して実践することが大切です。8つのポイントを意識すれば、エコキュートの劣化や故障の頻度を抑えることができるでしょう。すぐに取り組めることもあるため、ぜひ実践してみてください。

冬場に備えて凍結防止対策を行う

エコキュートにとって冬場の凍結対策は重要です。凍結は配管内の水が凍ってしまうため、故障したりお湯が使えなくなったりする可能性があります。

凍結対策は、翌日の気温が0度以下になりそうな日の前日に行いましょう。実際に行なえる凍結対策はエコキュートの機種によって異なる可能性があるため、取扱説明書も必ずかくにんしてください。基本的には以下の対策が行えます。

  • フルオートタイプで凍結防止運転があればONにしておく
    (循環口よりもお湯を5~10cm[説明書要確認]ほど残しておく)
  • お湯の温度を「水」または「低温」にし、蛇口から水を1分間に200cc(コップ1杯程度・9時間流し続けても水道代100円以下)ほど流し続ける
  • 降雪対応ファンがあれば「入」にしておく
  • 凍結防止ヒーターがあれば電源を入れる
    (付いていない場合は業者に取り付けてもらうことも可)
  • 各配管に保温材を巻いておく
  • 風が強いときは脚部化粧カバー(別売)を取り付ける
  • 防雪カバーを取り付ける

凍結対策は自分で実践できるものが多いものの、凍結防止ヒーターは自分で設置するのが難しい可能性があります。自分で凍結防止ヒーターを取り付けるのが困難な場合は、業者へ依頼するのが無難です。

もし凍結してしまった場合は、解凍するまで待つのが安全な対処法だといえます。しかし少しでも早くお湯を使いたいという人は、タオルを巻いた配管にぬるま湯をゆっくりかけて少しずつ解凍させましょう。

配管の解凍作業における注意点は「いきなり熱湯をかけてはいけない」ことです。凍結するほど冷え切った配管に熱湯をかければ、収縮している配管が膨張し亀裂が入って損傷してしまう可能性があります。

またタオルをかけてぬるま湯で解凍する際に、外気温が低すぎることでタオルごと凍結する可能性があるでしょう。お湯の使用を急いでいない場合は、気温が上がるまで待って自然解凍させるのが一番良い対策といえます。

ヒートポンプユニット周りを整頓する

ヒートポンプユニットの周りに余計なものがある場合は、整理整頓してものを置かないようにしましょう。ヒートポンプユニットの周りにものが置いてあるときは、以下のデメリットが生まれます。

  • 吸気や排気ができなくなり、エコキュートの効率が悪くなって性能低下につながる
  • 効率よくエコキュートでお湯が沸かせない状態になり、故障の原因になってしまう可能性がある
  • 強風や地震などの自然災害によって転倒してしまい、周りのものだけではなく、ヒートポンプユニットや貯湯タンク自体の損傷や故障につなる
  • 逆に周りにあるものがヒートポンプユニットや貯湯タンクへぶつかり、破損や故障する可能性もある

このような状況でなにかしらの事故が起きても、基本的にメーカー保証対象外になります。保証対象外になれば修理費用が発生するため、このような場合は火災保険の適用を検討してみてください。

エコキュートが突発的な災害等で故障した場合に、災害保険を活用することで保証される可能性があります。ただし火災保険でも「経年劣化・地震・一定基準以下の水災」の場合は利用できません。事前に火災保険について確認しておくことをおすすめします。

日々の浴槽・循環口フィルター・配管掃除を徹底する

お風呂の浴そう・循環口フィルター・配管は、日頃から掃除しておきましょう。掃除を徹底して行っておかないと、内外部の配管や部品の劣化・汚れの堆積などによって故障する可能性が上がります。掃除することで得られるメリットは、以下のとおりです。

【浴そう・循環口フィルター・配管を掃除するメリット】

浴そう循環口フィルター配管
・浴そうを洗い流すことで循環口フィルターや配管への、入浴剤の成分や水アカなどの不純物を侵入させない・不純物を洗い流し、お風呂やお湯を清潔に保てる・循環口フィルターの目詰まりを解消すれば、温度センサーの誤作動を防止して正常な温度で追い焚きできる・目詰まりを解消できるため、お湯の出が良くなる・配管内に入浴剤の成分や水アカなどの不純物が溜まらなくなり、劣化防止や損傷、詰まりなどを解消してくれる・配管の劣化や損傷による水漏れや、エコキュート本体の故障を防ぎやすくなる

掃除する頻度は、以下のとおりです。

  • 浴そう:毎日
  • 循環口フィルター:週1ペース
  • 洗浄剤を使った配管掃除:手動の場合2〜3か月に1度

           :自動配管洗浄機能が付いている場合6か月ごと

自動配管洗浄機能をONにしていれば、基本的に毎日お風呂の残り湯で洗浄できます。しかし汚れを落とし切れない可能性があるため、半年に1度の頻度でジャバ(1つ穴用)を利用した洗浄もしましょう。

コロナ製エコキュートの場合は、主に以下の流れで配管洗浄が行えます。

  1. 浴そうのお湯を循環口フィルターよりも10cm以上残す
  2. ジャバをお湯に入れて溶かす
  3. リモコンのメニューから「さし水」または「ぬるめ」スイッチを3秒以上押す
  4. 「配管洗浄」または「クリーニング」が消えたら排水する
  5. 循環口フィルターを外して歯ブラシなどで掃除する
  6. 「さし水」または「ぬるめ」スイッチを3秒以上押してすすぐ

手動の配管洗浄方法は機種ごとに操作方法が異なる可能性があるため、事前に取扱説明書の確認を行ってください。

※参照:コロナ

非推奨の入浴剤を使わない

エコキュート(フルオートタイプ)では、メーカーが非推奨としている入浴剤を使用しないようにしましょう。非推奨の入浴剤を使用することで給湯や追い焚き機能時に配管・エコキュートの損傷や劣化、循環口フィルターの目詰まりが起こる可能性があります。

たとえばコロナの場合は、以下の入浴剤が推奨・非推奨となっています。

【コロナ推奨・非推奨の入浴剤】

推奨されている入浴剤非推奨の入浴剤
・バブシリーズ・バスクリンシリーズ
・バスロマンシリーズ
・にごりタイプ・炭酸ガスによる発泡タイプ・硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの

※参考:日立

エコキュートのフルオートタイプで非推奨の入浴剤がある理由は、追い焚き機能が付いているからです。追い焚きは、ぬるくなったお湯を配管を通して貯湯タンク内に送り、再加熱後に浴そうへ戻します。配管内に非推奨の入浴剤が含まれたお湯が流れると、成分や固形物が原因で劣化したり不純物が溜まったりして寿命が縮む可能性があるでしょう。

また循環口フィルターが目詰まりすることで、温度センサーの誤作動が起きることも考えられます。温度センサーが誤作動を起こせば、追い焚きで温度が上がらない等の不具合が起きやすくなるでしょう。エコキュートを快適に長く使うためにも、非推奨の入浴剤の使用は控えてください。

ヒートポンプユニット・貯湯タンクの水抜きを行う

貯湯タンクやヒートポンプユニットの水抜きを行うことでも、エコキュートの寿命を延ばせる可能性があります。水抜きには、貯湯タンクやヒートポンプユニット内に溜まった不純物や汚れを排出できるメリットがあります。

エコキュートで水道水を利用している場合は、水道水に含まれるナトリウムやカルシウムなどの不純物が貯湯タンクに溜まりやすくなります。また水アカ等の汚れや内部の劣化したゴムパッキンの細かい欠片なども、貯湯タンクの底に溜まる可能性があるでしょう。

このような不純物や汚れが配管を通ることで、劣化が進んだり詰まったりすることが考えられます。またお風呂のお湯に不純物や汚れが浮いてしまい、清潔な状態を保てない可能性があるでしょう。

このように水抜きを長期間しなければ、お湯の清潔を保てないばかりか故障の原因にもなります。そのため自分でもできる水抜きは、エコキュートの寿命を延ばすために必須です。

基本的な貯湯タンクの水抜き方法は、以下のとおりです。

※水抜き方法は各メーカーで方法が異なる可能性があるため、必ず取扱説明書の確認もしてください。

  1. 脚部化粧カバーを外す
  2. 漏電遮断器を「切」にする
  3. 給水元栓を閉じる
  4. 逃し弁レバーを上げる
  5. 排水栓を開く(約2分間)
  6. 排水栓を閉じる
  7. 給水元栓を開けてタンクに水を貯める
  8. 排水口から水が出たら満水
  9. 逃し弁のレバーを戻す

また貯湯タンクに加えて、ヒートポンプユニットの水抜きも行っておくこともおすすめします。基本的なヒートポンプユニットの水抜き方法は、以下のとおりです。

  1. ヒートポンプユニットの水抜き栓を1回転させる
  2. 1~2分ほど水を排水する
  3. 排水後は水抜き栓を閉める

エコキュートの水抜きの頻度は半年に1回は行いましょう。ただし購入してから一度も水抜きをしていない場合は、溜まった汚れを排出しきれない可能性があるため、業者に依頼して清掃してもらうと安心です。

自分でできる水漏れや保温材などのチェックをする

エコキュートの水漏れや保温材のチェックは、日常的に簡単にできるメンテナンスといえます。これらのチェックを定期的に行っておけば、大きな故障に発展する前に早期解決できるでしょう。

水漏れのチェックで見るべきポイントは、エコキュートの配管や接合部、ヒートポンプユニット・貯湯タンクの下あたりが常に濡れている、ポタポタと水が垂れているかです。

特にヒートポンプユニット・貯湯タンクの下から水漏れしている場合は、内部の電子基板などにも影響する可能性があり、放置すると修理費用が高くなってしまう可能性があります。

そのため上記の症状による水漏れを発見した場合は、早急に修理業者へ依頼すると良いでしょう。依頼する際は水漏れしている場所を特定しておくと、スムーズに対応してもらえます。

なお水漏れの症状と勘違いしやすいのは結露です。結露の場合は、外気温との気温差が原因なので特に問題はありません。結露であれば時間が経つと濡れている部分は乾くため、判断しやすいでしょう。

また配管を覆っている保温材の点検も行いましょう。保温材が外気や紫外線などの影響で劣化してしまうと、配管がむき出しになってしまいます。このような状態を放置すれば故障や保温効率の低下につながるでしょう。

配管の取り回しが単純な場合は、自分で保温材を購入して巻けるでしょう。保温材は数千円ほどでホームセンター等で購入できます。もし配管の取り回しが複雑であったり、どの部分に巻けば良いのかわからなかったりする場合は、業者に依頼すると良いでしょう。

逃し弁・漏電遮断器の動作を確認する

漏電遮断器と逃し弁の動作確認は大切なので、年に2〜3回は行うようにしましょう。漏電遮断器と逃し弁の動作確認の目的は、安全性の向上と故障の防止のためです。

漏電遮断器はエコキュートの漏電を検知して、自動的に電気を切ってくれる装置です。漏電遮断器が作動しない場合は、感電のリスクが発生したり故障につながったりする可能性があります。

漏電遮断器は分電盤または貯湯タンクに設置されてます。あらかじめ場所を確認しておくと良いでしょう。漏電遮断器の基本的な動作確認方法は、以下のとおりです。

  1. 貯湯タンクについている漏電遮断器のテストボタンを押す
  2. 電源レバーが「切」になれば正常に動作している
  3. 漏電遮断器を「入」に戻す

次に逃し弁について解説します。逃し弁は貯湯タンク内の水をお湯にしたときに、膨張した分を排水するための装置です。水の温度が上がってお湯になると、膨張して体積が増えます。

このように膨張した分を逃し弁によって、タンク内の圧力を保つために排水しなければいけません。逃し弁が作動せずに貯湯タンク内の圧力が変化すると、変形して水漏れ等の故障につながります。

逃し弁が設置されている主な場所は貯湯タンクの上部です。あらかじめ場所を確認しておきましょう。逃し弁の動作確認は、以下を参考に行ってみてください。

  1. 逃し弁のカバーを開ける
  2. 逃し弁のレバーを動かして排水を確認する
  3. 逃し弁のレバーを戻す

逃し弁を動かして排水を確認するには、各家庭で異なる排水場所を確認しておく必要があります。エコキュートの近くにある排水場所も確認しておきましょう。動作確認の方法についてはメーカーや機種で異なる可能性があるため、取扱説明書を読んでおくと安心です。

自分でできないメンテナンスは業者に任せる

業者によるプロの知識や経験を活かしたメンテナンスは、エコキュートの寿命を延ばすためには必須です。プロの業者のメンテナンスは、3年に1度の頻度で依頼すると良いでしょう。

費用をかけず自分でエコキュートのメンテナンスを、以下のように行うことは可能です。

  • 浴そう、循環口フィルター、配管掃除
  • 貯湯タンク、ヒートポンプユニットの水抜き
  • 配管の損傷や水漏れなどの点検 など

しかしプロの業者に任せるほうが、自分では対処できない部分までメンテナンスしてもらえます。自分で行なえることも実践しつつ、年に2〜3回はプロの業者によるメンテナンスを依頼すれば、少しでも長くエコキュートを使えるでしょう。

プロの業者にメンテナンスを依頼したときの費用は、約1〜2万円ほどです。ただしメンテナンスで部品の劣化や故障が見つかった場合は、プラスで費用が発生する可能性があることは知っておきましょう。

また、お住まいの住所によっては追加で出張費用が掛かる場合がございます。詳細な費用については、事前に業者へ確認しておくと安心です。

エコキュートでおすすめのメンテナンス業者は新日本エネックスです。全国対応・レスポンスの早さ・安心のアフターサービス・対応力の高さ・良心的な価格に定評があります。相談・見積もりは無料なので、気になる人は気軽にお問い合わせください。

まとめ

コロナ製エコキュートには自分で対応できる、またはメーカーや販売店、修理業者に問い合わせたほうが良いエラーコードがあります。

エコキュートの保証期間切れや保証対象外の場合は、プロの修理業者に依頼しましょう。優良な修理業者であれば、メーカー等よりも安い費用で修理してくれる可能性があります。

修理業者を選ぶ際は、当記事で解説した費用相場や優良な修理業者のポイントを参考にしてみてください。エコキュートを長く使うためのポイントも実践しておけば、故障の頻度を減らして修理費用を抑えることも可能です。

定期的なプロのメンテナンスを考えている人は、無料で相談・見積もりができる新日本エネックスにお問い合わせください。

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