近年のエコ需要で電気自動車の普及が広まっており、電気自動車に乗っている人や乗換を検討している人は多いのではないでしょうか?
電気自動車は経済的に乗れるだけではなく、停電時に電気を自宅に供給できるバックアップとしての役割を持たせることもできます。ただし、バックアップとして活用するにはV2Hに対応している車種でないといけません。
今回の記事は、V2Hや対応しているメーカーや車種ついて以下の内容を解説します。
- V2Hの基礎知識
- V2Hに対応している電気自動車の種類
- V2Hに対応している8メーカー&18車種の特徴
- V2Hや電気自動車で活用できる補助金
V2Hや対応車種について詳細に解説しているので、検討している人は参考にしてみてください。
V2Hとは?
V2H(Vehicle to Home)はビークルトゥホームの略です。電気自動車のバッテリーへの充電、電気自動車のバッテリーからの電力供給を可能にしてくれる設備です。太陽光発電を活用すれば余剰電力を電気自動車へ充電することができますし、停電時には電気自動車の電気を自家消費用に利用することができます。電気自動車を、よりお得で便利に活用できるのがV2Hです。
V2H導入のメリット
V2Hのメリットは以下のとおりです。
- 太陽光発電の余剰電力を電気自動車へ充電できるため電気代の節約になる
- 停電時に電気自動車のバッテリーの電気を自家消費にあてることができる
- 家庭用の200V電源よりも充電時間が約半分なのでスピーディーな充電ができる
V2H単体ではメリットはありませんが、対応している電気自動車や太陽光発電と併用することで効果を発揮します。電気代の節約や停電時の安心感を生んでくれるため、V2Hに対応した電気自動車の購入がおすすめです。
V2Hが使用できる電気自動車の種類
V2Hに対応している電気自動車の種類は以下のとおりです。
- BEV
- HEV
- PHEV
それぞれ解説します。
BEV
BEV(Battery Electric Vehicle)はバッテリー・エレクトリック・ビークルの略で、完全な電気自動車のことです。エンジンがなくガソリンを一切使わないのがBEVです。ガソリン車とは違い電気を充電して走行するため、二酸化炭素の排出がなく環境に優しい自動車として普及し始めています。
メリットはガソリン車よりも燃料代が安く済むという点です。ガソリン車と電気自動車で同じ距離を走行した場合、ガソリン代よりも電気代のほうが安くなることが多いため、電気自動車のほうが経済的です。また常にモーターで動くため、始動時や走行時はとても静かに運転できます。デメリットは、充電環境により充電時間が数十分〜数十時間ほど必要になることや、航続距離がガソリン車よりも短めだという点です。またバッテリーには寿命があり使うほど劣化していきます。
HEV
HEV(Hybrid Electric Vehicle)はハイブリッド・エレクトリック・ビークルの略で、エンジンとモーターを組み合わせて走るハイブリッド自動車のことです。モーターを動かすには電気が必要ですが、エンジンの駆動力によって発電した電気をモーターに利用するため充電する必要がありません。
メリットは、ガソリン車よりも燃費が良くなったり、減税対象になる点が挙げられます。ガソリン代を節約できるだけではなく、税金面でも安くなるため経済面で大きなメリットがあります。また始動時はモーターの力を主に利用するため、ガソリン車よりも静かに運転できるのも魅力です。デメリットは、電気自動車同様にバッテリーの劣化、ハイブリッドシステムという複雑なシステムの故障に掛かる費用が高め、バッテリーで車体が重くなるなどが挙げられます。
PHEV
PHEV(Plugin Hybrid Electric Vehicle)はプラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークルの略で、HEV同様にエンジンとモーターを利用して走るプラグインハイブリッド自動車です。ハイブリッド自動車との大きな違いは、外部電源からの電力供給(充電)が可能な点です。ハイブリッド自動車よりも大きなバッテリーを積んでおり、外部電源からの充電ができるだけではなく、電気だけでも走行できる距離が長くなっています。
メリットは、ハイブリッド自動車よりもモーターの力で走行できる距離が長く、ガソリン代を大きく節約できます。また電気自動車よりもコンパクトなバッテリーなので充電時間が短いことや、モーターとエンジンの力で長距離を走ることが可能です。デメリットは、モーターとエンジンの組み合わせ、さらにハイブリッド自動車よりも大きめのバッテリーを積んでいるため価格が高額になります。またEV走行ばかりしていると、ガソリンタンクに入っているガソリンが劣化(半年ほど)する可能性もあります。
V2H対応8メーカー&18車種の特徴
V2Hに対応しているメーカーと車種は、現状で8メーカー&18車種になります。それぞれの特徴を踏まえて解説します。
トヨタ
トヨタのV2H対応車種は「プリウスPHEV・MIRAI・bZ4X」の3車種です。
プリウスPHEV
トヨタの代表的とも言えるエコカー「プリウス」のPHEVモデルです。トヨタではPHV(Plugin Hybrid Vehicle)という名称ですが、PHEVモデルとの大きな違いはありません。大きな特徴としては、満充電で60kmまでのEV走行が可能だという点です。近距離の通勤や買物であればガソリンを使用することなく、乗れてしまうでしょう。ハイブリッド燃料消費率が約30kmという驚異の低燃費なので、ガソリン走行でもガソリン代を節約できます。またオプションで屋根に太陽光発電パネルを設置できるため、太陽光だけでも充電することが可能です。蓄電容量は8.8kWhで、停電時に使用する容量としては必要十分といえます。
MIRAI
MIRAIは水素を燃料として走行するFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)です。水素が燃料ではありますが、水素と酸素を利用して電気を作ってモーターを動かしています。この電気を発生させるために燃料電池が搭載されています。MIRAIはトヨタの車種のなかでも唯一の水素自動車であり、車両価格は高めですが個性的なスタイルや性能に魅力を感じる人が多いかもしれません。MIRAIの航続距離はグレードによって異なりますが、約750〜850kmとなっています。燃料代をガソリン車と比べると同等か少し安くなる印象です。MIRAIから得られる電力は最大9kWhとなっており、こちらも一般家庭で使用する分には必要十分な容量です。
bZ4X
トヨタが初めて純粋な電気自動車として作ったのがbZ4Xです。電気自動車らしい静けさと加速感、そしてスタイリッシュなSUV形状のボディが特徴です。バッテリーを最適に配置することにより、低重心かつ車内空間の広さも確保しています。また走行シーンに合わせて選べるドライブモードセレクトがあったり、回生ブレーキを強めにしてくれる機能があったりと使い勝手も兼ね備えています。航続距離は満充電で約500km前後です。その他、快適な装備やセーフティー機能なども充実しており、トヨタならではの安心感を与えてくれる電気自動車です。蓄電容量は国内最大クラスの71.4kWhなので、停電時でも電力を補うことが可能です。
三菱
三菱のV2H対応車種は「エクリプスクロスPHEV・アウトランダーPHEV・eKクロスEV・i-MiEV・MINICAB-MiEV」の5車種です。
エクリプスクロスPHEV
エクリプスクロスPHEVは、スタイリッシュなクーペスタイルのSUVです。モーターだけでも静かに走行でき、バッテリーの電力がなくなっても効率性と静粛性に優れた2.4Lのエンジンが発電し、モーターとバッテリーに電力を供給してくれるため安心です。前後のツインモーターかつ4WD、バッテリーを低重心で配置することで高い安全性と走行性能を体験できます。エネルギー密度の高いリチウムイオンバッテリーを採用し、EV走行でのロングドライブも実現しています。モーターのみで走るEV走行や、エンジンとモーターの活用で効率よく走るハイブリッド走行で、どんな状況でも効率よく快適に走行することが可能です。蓄電容量は13.8kWhなので、一般家庭で停電時に使用しても約1日分は持つ安心感があります。
アウトランダーPHEV
アウトランダーPHEVもエクリプスクロスPHEV同様に三菱を代表するSUVです。アウトランダーPHEVはS-AWC(Super All Wheel Control)が採用されており、4輪駆動を最適に制御することで高い操縦性能と走行安定性を備えています。また前後の小型かつ高出力モーターによる力強い加速と、バッテリーおよびガソリンタンク容量の大容量化で約900〜1,000kmという航続距離の長さを実現しています。100VのAC電源から最大出力1,500Wの電力が利用できるため、アウトドアなどでも活躍するでしょう。蓄電容量は年式によって異なりますが、12〜20kWhなので必要十分です。
eKクロス EV
eKクロス EVは-MiEV以来の軽自動車&電気自動車です。軽自動車ユーザーの1日あたりの走行距離は、三菱の調べによると50km以下となっています。eKクロス EVの航続可能距離は日常生活に必要十分な180kmを実現しており、普段の買い物や近距離通勤であれば問題なく使用できます。バッテリーを床下に配置することで低重心化を図っており、安定走行と乗り心地の良さもあります。また3つのドライブモード(ECO・NORMAL・SPORT)があり、状況に応じた最適な走りも可能です。軽自動車ですが蓄電容量は20KWhのバッテリーを搭載しているので、停電時でも十分に電力供給が行えます。
i-MiEV
i-MiEVは三菱が世界で初めて量産した電気自動車です。丸めの可愛らしい個性的なデザインや、軽自動車初の電気自動車ということで大きな注目を集めました。航続可能距離は満充電でベースグレードでは120kmとなっているため、日常生活で使用する分には十分といえます。電気自動車の先駆けとして発売されたものの、2021年3月に生産は終了しています。現状では中古車市場で購入することができるため、気になる人はチェックしてみるといいでしょう。蓄電容量は10.5kWhと16kWhの2種類があり、停電対策として利用する際にも十分な容量を備えています。
MINICAB-MiEV
商用電気自動車として販売しているのがMINICAB-MiEVです。商用ということもあり、なかなか見かける機会が少ない車種です。ボディにお店の名前や商品などをラッピングすることができるため、お店や商品のアピールに使用することも可能です。航続可能距離は133kmとなっており、毎日の定番ルートを回るにはちょうど良い性能ではないでしょうか。荷物を積んでも走り出しからモーターの力でスイスイと発信してくれるため、運転中のストレスも軽減されます。また電気自動車なのでガソリン代よりも、お得に維持することが可能です。蓄電容量は16.0kWhと必要十分です。
日産
日産のV2H対応車種は「e-NV200・サクラ・リーフ・アリア」の4車種です。
サクラ
サクラは日産が販売している軽EVです。豊富なカラーバリエーション(10〜15色)があり、お好みの1台を手に入れることができます。航続可能距離は180kmあるため、日常の通勤や買物などの普段遣いに最適といえます。モーターの出力は47kWで最大トルクは195Nmあるため、軽自動車ながらもガソリン車でいう2Lクラスの力強い走りを実現しています。また運転モードは「エコ・スタンダード・スポーツ」の3種類あり、状況に応じた最適なモード選択が可能です。また「eペダルストップ」を利用することで、アクセルペダルのみで加速から減速まで行える便利機能もあります。蓄電容量は軽自動車20kWhと多いため、停電時でも安心して電力供給できます。
リーフ
国産の電気自動車で代表的な存在といえるのがリーフです。コンパクトカークラスの電気自動車なので、十分すぎるほどの快適性や力強い走りを実現しています。モーターの性能はグレードによって異なりますが、最高グレードの「e+ X」では最高出力160kW、最大トルクは340Nmとなっています。フル加速すれば3L相当のガソリン車と匹敵する走りを体感できるでしょう。また静粛性の高さもお墨付きで、新型になってからは分厚いフロアマットを採用するなど更に向上しています。またアクセルペダルだけで発信から完全停止まで行える「eペダル」の利便性が高く、ストップ・アンド・ゴーが多い状況でもストレスを軽減してくれます。航続可能距離は350〜550kmほどとなっており、蓄電容量は40kWhと62kWhという大容量の2種類がラインナップされているため安心です。
アリア
アリアはスタイリッシュなクーペスタイルのSUVタイプの電気自動車です。日産としては初代のリーフ以来10年ぶりとなる新しいEVプラットフォームと、バッテリーシステムの採用をしています。2WDと4WDの2種類を展開しており、最高グレードのe-4ORCEの動力性能は素晴らしいものがあります。最高出力290kW、最大トルクは600Nm、0-100km/h加速は5.1秒というパフォーマンスです。航続可能距離は580kmとなっており、日常生活には余りある性能を備えています。またバッテリーの温度調整システムが追加されたことにより、走行中のバッテリーの温度を調整し劣化しづらくなっています。蓄電容量は業界でも最大クラスの65kWhと90kWhの2種類があり、いざという時のバックアップ電源として安心できます。
e-NV200
多目的に使用できるワンボックスバンとして誕生したのがe-NV200です。日本での販売は2019年10月に終了しているものの、商用ではタクシーとして活躍することが多い車種です。大きな特徴はパワープラグ(AC100V/1500W)のコンセントが2つ付いているため、さまざまな家電製品を使用することができます。キャンプなどのレジャーシーンでも活躍できますが、航続距離が300kmほどと少し物足りないのが気になるところです。現状では中古市場でもあまり出回っていないレアな車種なので、気になる方は定期的にチェックしてみましょう。蓄電容量は2018年12月以降のモデルでは40kWhなので、十分な電力が確保できます。
マツダ
マツダのV2H対応車種は「MX-30 EV MODEL」の1車種です。
MX-30 EV MODEL
MX-30 EV MODELはマツダのコンパクトSUVタイプの電気自動車です。SUVでは珍しいフリースタイルドア(観音開き)を採用するなど、目新しさやスタイリッシュさが際立っています。航続可能距離は256~281kmと車格から見れば少し少ないものの、日常で使う分には十分だといえます。またラゲッジルームとフロントコンソールにAC100V/1500Wの電源が装備されているため、家電製品を使用するのにも困りません。実は従来のモデルではV2Hに対応していませんでしたが、2022年11月に一部を改良して販売するモデルからは対応しています。蓄電容量は35.5kWhとなっており、停電時でも必要十分な電力供給が可能です。
ホンダ
ホンダのV2H対応車種は「Honda e」の1車種です。
Honda e
ホンダが初めて量産した電気自動車がHonda eです。少しレトロな感じがありながらも未来的なデザインが目を引きます。インテリアで特徴的なのは、ダッシュボードに広がる5つのモニター「ワイドスクリーン HondaCONNECT ディスプレー」です。運転席側と助手席側にそれぞれ12.3インチのモニターが備わっており、カーナビや各種アプリなどを表示することが可能です。また左右の端にはサイドカメラミラーシステムの電子ドアミラーの映像を確認でき、ステアリングの奥に8.8インチのメータースクリーンがあります。最高出力は113kWで最大トルクは315Nmという十分な動力性能です。航続可能距離は283kmと少し心もとないですが、普段遣いには問題ないでしょう。蓄電容量は35.5kWhと必要十分な容量を搭載しています。
スバル
スバルのV2H対応車種は「ソルテラ」の1車種です。
ソルテラ
スバル初の量産型の電気自動車がソルテラです。見た目はSUVらしい力強さと、電気自動車らしい先進性を合わせたデザインです。ラインナップは1モーターのFWDと2モーターのAWDが展開されています。スバルが長年蓄積してきたAWDの制御技術やモーターの利点と自在に配分できる前後駆動力で、安心感のある走りが特徴です。またSUVならではの悪路走破性を高める「X-MODE」があり、一定の速度(2~10km/h)で悪路を走行できる「グリップコントロール」が追加されました。さらに下り坂でアクセルとブレーキを自動制御できる「ヒルディセントコントロール」も付いています。航続可能距離は487~567km、蓄電容量は71.4kWhと大型のバッテリーが採用されているため停電時でも安心です。
メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツのV2H対応車種は「EQE・EQS」の2車種です。
EQE
メルセデス・ベンツのミドルクラスのセダンEVとして作られたのがEQEです。高級外車ならではの風格や先進性、走行性能、静粛性などが備わっています。内装は豪華かつ最新の装備が整っており、利便性も申し分ありません。ラインナップはリア駆動の「EQE 350+」と4WDの「メルセデスAMG EQE 53 4MATIC+」があります。航続可能距離は526~624kmなので必要十分です。どちらのモデルも日常では有り余るほどの動力性能を持っています。またワンペダルでアクセルとブレーキの役割を果たす「ECO Assist」が採用されており、渋滞などでのストレス緩和に有効です。蓄電容量は90.6kWhと最大クラスの容量を誇っているため、停電時でも電力供給が可能になります。
EQS
EQSはメルセデス・ベンツが誇る最高峰の電気自動車です。ラグジュアリーを追求しているため、最高の快適性を誇っています。ラインナップは「EQS450+」と4WDの「EQS53 4MATIC+」で、静粛性、機能、動力性能、安全性など全てにおいてトップレベルです。大型のサイズながらも「リアアクスルステアリング」によって、4.5〜9度まで後輪操舵が可能なので取り回しのしやすさを実現しています。価格は1,500万円以上しますが、普段使いから停電時の電力供給まで不満のない1台といえるでしょう。航続可能距離は601〜700kmで、蓄電容量は驚異の107.8kWhなので停電でも安心です。
ヒョンデ
ヒョンデのV2H対応車種は「IONIQ5」の1車種です。
IONIQ5
IONIQ5はヒュンダイから発売されているSUVタイプの電気自動車です。大きな特徴はIONIQ5だとすぐに分かる近未来的なデザインと、実店舗を持たずにネット販売のみしている点です。バイオ塗料や環境にやさしい革、環境に配慮した繊維を使用するなど、環境を意識しているのも特徴です。2WDと4WDのモデルがあり、最高出力は125~225kWで最大トルクは305〜605Nm、航続可能距離は498~618kmとなっています。蓄電容量は58〜72.6kWhと大容量なので停電時でも安心して電気を使用できるでしょう。
V2Hや電気自動車で活用できる補助金
V2Hや電気自動車で活用できる補助金は以下のとおりです。
- CEV補助金
- クリーンエネルギー自動車導入促進補助金
- クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金
それぞれ解説します。
CEV補助金
CEV補助金には「車両」「外部給電器」「V2H充放電設備」を対象とした補助金があります(令和4年度は終了)。車両は対象車種である電気自動車に対して最大92万円、燃料電池自動車に対して最大238万円、V2Hに対して最大75万円の補助金が交付されます。
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金は、電気自動車や燃料電池自動車の新規購入を対象としているものです。個人や法人、地方公共団体などが利用でき、購入費用の一部を補助してくれます。
クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金
クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金は、電気自動車や燃料電池自動車を普及させるためのインフラ(充電設備やV2H充放電設備など)に対する購入費や工事費の一部を補助してくれます。
まとめ
V2Hは電気自動車へ充電できるだけではなく、電気自動車のバッテリーを自家消費などに使用できる便利な設備です。太陽光発電を導入していれば余剰電力を充電することで、電気代の節約につながります。また停電時には電気自動車の大容量バッテリーから給電できるため、家電製品が使えるようになります。電気自動車への乗換を検討している人はV2H対応の電気自動車を選択すると、より経済的で停電時の安心感を得られます。
現状ではV2Hに対応している車種は限られていますが、今後はマツダのMX-30 EV MODELのように対応車種が増えていく可能性は高いでしょう。そして、電気自動車やV2Hは高額ではあるものの、対応している補助金を利用すれば価格を抑えることができます。よりエコで経済的なカーライフを実現したい人や太陽光発電の余剰電力を有効活用したい人、蓄電池の代わりに停電時に備えたい人にとっては、V2H対応の車種は最良の選択といえるでしょう。
新日本エネックスでは、V2Hで多数の施工事例がございます。V2H導入に関しては以下からお問い合わせ頂けます。