「エコキュートを自宅に導入したいけど、国や福岡県からの補助金はあるのかな?」
上記のように悩んでいませんか?
現在は、エコキュートのみを対象にした補助金は確認できませんが、エコキュートのような省エネ設備を対象にした補助金はいくつかあります。
この記事では、
- 福岡県全域を対象にした補助金
- 福岡県内の一部地域を対象にした補助金
- 全国を対象にした補助金
上記のように、福岡県内に住んでいる方が対象になる補助金を紹介いたします。
また、補助金を申請するときの方法や流れ、注意点なども併せて解説していくので、これからエコキュート関連の補助金を申請しようと思う方は、ぜひご一読ください。
福岡県全域が対象のエコキュート補助金
まずは、「福岡県に住んでいる方」を対象にしたエコキュート補助金について紹介していきます。
2023年1月現在、公募を締め切っています。
必ず公式ホームページにて確認するようにしましょう。
【福岡県既存住宅流通・多世代居住リノベーション推進事業補助金】
現在、福岡県全域を対象にしたエコキュート関連の補助金は、この1つだけです。
エコキュートの補助金というよりかは、子育てや介護のために家をリフォームする費用への補助金になっています。
つまり、エコキュートも対象に含まれている補助金と言った方が分かりやすいでしょう。
では、詳しい概要について紹介します。
上記のように、この補助金には、
- 流通型子育てリノベ
- 流通型近居・同居リノベ
- 持家型同居リノベ
この3つがあるので、それぞれ条件や支給金額が変わるので一つひとつ解説していきます。
※福岡県のホームページをもとに、噛み砕いて解説しているので詳しくは下記を参考にしてください。
>>令和4年度「リノベーション推進事業補助金」の受付を開始します|福岡県公式HP
流通型子育てリノベ
支給条件や金額などを表でまとめております。
補助対象工事 | 既存住宅(注1)購入後に、若年世帯・子育て世帯が実施する、子育て対応改修(注2)及び新しい生活様式対応改修(注3)を併せて行う工事 |
補助額・限度額 | 【子育て対応改修】補助率1/3限度額25万円【新しい生活様式対応改修】補助率1/3限度額15万円《合計最大限度額40万円》 |
(注1)既存住宅は、既存住宅調査「住まいの健康診断」を受けていることが条件。
(注2)子育て対応改修とは、居住性向上改修、長寿命化改修、省エネルギー改修、防犯性向上改修
(注3)新しい生活様式対応改修とは、住宅内にウイルスを持ち込ませないための改修、住宅内の感染拡大を防止する改修、リモートワークやオンライン授業に対する改修
「流通型子育てリノベ」は、若年(20歳〜39歳)世帯が、中古物件を購入した際にかかるリフォーム費用に対する補助金です。
エコキュートの導入は、上記表の子育て対応改修の中にある、「省エネルギー改修」に含まれるので、流通型子育てリノベの対象となり補助金を受け取れます。
この補助金を受けるには、
- 子育て対応改修
- 新しい生活様式対応改修
上記2つの両方を行うことで申請できるようになります。
エコキュートの導入で「省エネルギー改修」の条件は達成できるので、同時に「新しい生活様式対応改修」も行うようにしましょう。
新しい生活様式対応改修の例としては以下のようなものがあります。
- 玄関付近の手洗い場の設置
- 自動水栓の設置
- ワーキングスペースの増築
上記の他にも対象となるものがいくつもあるので、詳細は下記の資料を参考にしてください。
流通型近居・同居型リノベ
補助対象工事 | 既存住宅購入後に、若年世帯・子育て世帯が親世帯との近居・同居のために実施する、子育て対応改修及び新しい生活様式対応改修を併せて行う工事さらに高齢化対応改修(注4)工事を行う場合は加算・近居は、親世帯居住地の市区町村又は15キロメートルの範囲内 |
補助額・限度額 | 【子育て対応改修】(必須) 補助率1/3 限度額25万円【新しい生活様式対応改修】(必須) 補助率1/3 限度額15万円【高齢化対応改修】(必須でない) 補助額1/3 限度額15万円《合計最大限度額55万円》 |
(注4)高齢化対応改修とは、バリアフリー対応改修
流通型近居・同居型リノベは、先ほど紹介した「流通型子育てリノベ」に高齢化対応改修も対象工事に含まれるようになった補助金です。
基本的には、「流通型子育てリノベ」と変わりませんが、支給される補助金額の上限が40万円から55万円まで引き上げられています。
同居する予定の高齢者のための、「高齢化対応改修」も支給対象にされているからです。
高齢化対応改修に含まれる工事内容の例としては、
- 玄関、浴室、階段等への手すりの設置
- 廊下の幅の拡張
- 段差、勾配の緩和
上記のようなバリアフリー工事です。
こちらも詳細は、下記サイトで確認できます。
持家型同居リノベ
補助対象工事 | 若年世帯・子育て世帯が、親世帯の住宅に同居するために実施する、子育て対応改修及び新しい生活様式対応改修を併せて行う工事 |
補助額・限度額 | 【子育て対応改修】 補助率1/3 限度額25万円【新しい生活様式対応改修】 補助率1/3 限度額15万円《合計最大限度額40万円》 |
持家型同居リノベは、若年世帯が親と同居する際に必要になる工事を対象にする補助金です。
こちらも基本的には、「流通型子育てリノベ」と変わらないのでそちらを参考にするといいでしょう。
ここまで紹介してきた3種類の補助金のどれが、自分に当てはまるか不明な方は直接福岡市に問い合わせをおすすめします。
福岡県内の一部が対象のエコキュート補助金
福岡県内の一部地域を対象にしているエコキュート補助金を紹介していきます。
2023年1月の情報なので、申請する準備を始める前に公式サイトで公募状況を確認しましょう。
【北九州市】空き家リノベ補助(住まいの安全安心・流通促進事業)
北九州市で募集している補助金について紹介します。
補助対象者 | ・中古住宅を購入された方、借りた方・既存住宅を相続、生前贈与して新たに済まれる方・リノベーション済の中古住宅を購入された方・上記3つのどれかに該当した若者世帯、もしくは子育て世帯 |
補助対象工事 | ・エコ工事・子育て、高齢化対応工事・新しい生活様式対応工事・上記3つを含む一定規模(100万円)以上の工事 |
補助金額 | 工事費の3/1(上限40万円) |
北九州市の空き家リノベ補助金は、主に中古住宅を購入もしくは借りた際に行った工事に対して支給される補助金です。
対象となる工事には3種類あり、このうち「エコ工事」がエコキュートを導入する際に対象となります。
補助金を受けるためには、工事内容や施工業者、金額などが決まったら市への申請が必要になるので注意しましょう。
詳しくは下記の北九州市公式ホームページにて確認してください。
>>空き家リノベ補助(住まいの安全安心・流通促進事業)|北九州市公式HP
【直方市】住宅リフォーム補助金
直方市の住宅リフォーム補助金について紹介します。
補助対象者 | 下記の項目全てに該当する方・市内に住民基本台帳登録されていること・住宅の所有者であり、当該住宅に居住していること・市税等を滞納していないこと・過去にこの補助金の交付を受けたことがないこと・暴力団員でないこと |
補助対象工事 | 下記の項目全てに該当する工事・個人住宅のリフォーム工事であること・市内の施工業者が行う工事で、工事費が10万円以上であること・2022年3月31日までに竣工し完了届を提出できる工事であること・市が実施する他の住宅補助制度および国費による住宅補助制度を受けていない工事であること |
補助金額 | 対象となる工事費の10%(上限は10万円) |
直方市の住宅リフォーム補助金は、直方市に住んでいる方であれば基本的に対象であると思っても大丈夫です。
対象工事の主な例としては以下のようなものがあります。
- バリアフリー工事…手すりの設置、段差の解消、滑り止め工事など
- 省エネ工事…壁、床、天井への断熱材の設置工事など
- 耐震工事…基礎部分補強工事、筋かい・構造用合板等による補強工事など
- 耐久性能工事…屋根・外壁の改修工事、壁・床・天井の改修工事など
エコキュートの導入工事は、上記のうち省エネ工事に該当します。
この住宅リフォーム工事は、2022年4月1日から公募されており、予算枠に達し次第締め切りになるので注意しましょう。
全国が対象のエコキュート補助金
福岡県も含めた、全国を対象にしたエコキュート関連の補助金を紹介します。
【環境省戸建ZEH】令和4年度 戸建住宅ZEH化等支援事業
令和5年度に関してはまだ発表されていないので、令和4年度の情報を掲載します。
環境省が公募している戸建住宅ZEH化等支援事業について解説します。
補助対象者 | ・住宅を新築する方・新築建売住宅を購入する方 |
補助金支給要件 | ・所有者が常時居住する住宅であること・登録されたZEHビルダー・プランナーが設計、建築、販売を行うZEHであること |
支給金額 | ①ZEH…定額55万円/戸 ②ZEH+…定額100万円/戸 ③次世代ZEH+…定額100万円/戸 ④次世代HEMS…定額112万円/戸 |
ZEHとは、「ゼロ・エネルギー・ハウス」という意味です。
太陽光発電などで発電した電力を自家消費することで、エネルギーの収支を0にする住宅のこと。
つまり、ご家庭で使う電力を自家発電することで省エネを実現する住宅を支援する補助金ということになります。
支給金額について4つの種類は、それぞれ下に行くほど、より省エネ性能の高い設備を導入した住宅であると思っていただいて大丈夫です。
こちらに申請する際は、太陽光発電システムのように電力を生み出す設備を導入する必要があります。
エコキュートのみでは対象にならないので注意しましょう。
詳しくは環境省の公式HPの公募概要を参考にしてください。
こどもみらい住宅支援事業
こどもみらい住宅支援事業について紹介します。
補助対象者 | 注文住宅の新築・新築住宅の購入子育て世帯または若者夫婦(申請時に2003年4月2日以降に生まれた子がいる・申請時に夫婦でどちらかが1981年4月2日以降に生まれていること)こどもみらい住宅事業者と契約して新築する方リフォームこどもみらい住宅事業者と契約してリフォーム工事をするリフォームする住宅の所有者または関係者 |
補助対象住宅 | 注文住宅の新築・新築住宅の購入建築主または購入者が居住している土砂災害特別区域外に建てる未完成または完成から1年以内で居住用に作られた住宅床面積が50㎡以上証明書などで「ZHE住宅・高い省エネ性能等を有する住宅・一定の省エネ性能を有する住宅」に該当すること交付申請時に基礎工事の完了など一定以上の出来高の工事完了を確認できることリフォーム(下記のリフォーム工事をすること)どれか1つは必須開口部の断熱改修外壁、屋根、天井、床の断熱改修エコ住宅設備の設置上記の3つのうち、どれか1つと同時に行う場合のみ対象子育て対応改修耐震改修バリアフリー改修空気清浄機、換気機能付きエアコンの設置リフォーム瑕疵保険等への加入 |
支給金額 | 【注文住宅の新築・新築住宅の購入】・ZHE住宅:100万円・高い省エネ性能を有する住宅:80万円・一定の省エネ性能を有する住宅:60万円 【リフォーム】若年世帯、子育て世帯の場合に、・既存住宅を購入する:60万円・既存住宅を購入しない:45万円 一般世帯の場合に、・既存住宅を購入する:45万円・既存住宅を購入しない:30万円 |
子育て世代や若い夫婦を対象に、ZEHなどの高い省エネ性能を持つ住宅の取得費用や省エネリフォーム費用に対する補助金です。
子育て支援とカーボンニュートラルの実現に向けて若い世代の省エネ化への負担を軽減させる目的があります。
補助金の支給対象とされる方の種類が分かれており複雑なので、よく分からない方は下記の公式サイトを参考にするか、施工業者に相談してみましょう。
エコキュートの補助金を申請する方法・流れ
実際にエコキュート関連の補助金を申請するときの方法や流れについて解説していきます。
ここでは、よくある一般的な方法や流れについて触れるので、詳細は各補助金の案内に従うようにしてください。
補助金が支給されるまでの流れ
- 補助金の概要について理解し、自分が対象に含まれるか確認する
- 補助金に必要な書類を用意する
- 書類を提出し承認されたら工事を開始してもらう
- 工事完了を補助金の申請先に報告する
- 指定通りの工事がされているか確認される
- 問題がなければ補助金が支給されて終了
基本的には上記のような流れで補助金が申請されます。
申請するときの不明な点があれば、自治体の担当部署に相談するようにすれば申請もスムーズにいくでしょう。
申請に必要な書類の一例
- 施工業者との契約書・見積書
- 設置予定の機器の仕様書・カタログ
- 申請者本人の住民票・本人確認書類(運転免許証等)
- 税金を滞納していない証明書類(納税証明書)
上記の必要書類は、各補助金を申請するときに共通する必須書類です。
補助金にあわせて必要となるものは変わってくるので、それぞれ公式サイトの概要を確認しましょう。
エコキュートの補助金を申請するときの注意点
エコキュート関連の補助金を申請するときに、特に注意してほしいことを紹介します。
公的な補助金は少しでも失敗すると、受け取れない危険性もあるので気をつけましょう。
支給条件をよく確認する
補助金の概要によく目を通さずに申請した結果として、
- 書類に不備があった
- 工事内容が支給対象に含まれていなかった
- 申請する前に工事を開始してしまった
上記のような失敗をして、補助金を受け取れなかった方は多いです。
また、他の補助金も併用できたのに存在を知らなかったせいで、大きく損をしてしまうケースもよくあります。
対処法としては、補助金について詳しく、また補助金の申請を代行してくれる施工会社に相談するのがいいでしょう。
特に、国が主導する補助金は条件や必要書類が複雑で分かりにくい傾向にあるので、その道のプロである施工業者に任せたほうが時間の節約にもなります。
申請しても確実に支給されるわけではない
エコキュートの補助金に限らず、国や自治体の補助金は申請しても確実に支給されるわけではありません。
補助金によっては、あらかじめ交付する上限金額や人数に制限を設けているケースが多いです。
- 申請した人に先着順で交付
- 定められた期間内に申請した人の中で抽選
上記のように、申請する条件や書類に不備がなくとも補助金が交付されない可能性を考慮しておきましょう。
補助金以外でエコキュートの導入費用を安く抑える方法
補助金以外の手段で、エコキュートの導入費用を抑える方法も紹介しておきます。
信頼できる施工業者を複数ピックアップする
エコキュートの導入費用を抑えるには、施工業者の信頼性が最重要です。
信頼性の低い施工業者を選ぶと、
- 不必要な機能がついた高いエコキュートを買わされる
- 相場よりも高い工事費用を請求される
- 初期費用は安いが、技術不足ですぐに故障して修理代がかかってしまう
- 補助金についての知識がなく、受け取れるはずの補助金について紹介されない
上記のような危険があります。
信頼できる施工業者を選ぶには、ネット上の評判やホームページの施工実績などを参考にするようにしましょう。
そして、少なくとも3、4社ほどはピックアップして見積もりをお願いするようにしてください。
それぞれの見積もりを比較して検討する
信頼できる施工業者を選んで見積もりを出してもらった後は、それぞれを比較しましょう。
比較するときは費用だけでなく、
- なぜその見積もりになるのか、を詳しく書かれているか
- 他の見積もりと比べて不明な点はないか
- アフターフォローについての記載までされているか
- 説明が丁寧か
- 補助金の申請を代行してくれるか
上記のようなことに注意して、もっとも納得できる施工業者を選ぶようにしましょう。
福岡でエコキュートの補助金について迷ったら、まずは当社にご相談を!
ここまで福岡県に在住の方が、エコキュートをご自宅に導入する際にもらえる補助金について解説してきました。
国や地方自治体の補助金は、ネットで検索しても情報が見つかり辛く、また自身が支給対象になるか分かりにくいのが難点です。
補助金について0から情報を仕入れ、また必要書類を揃えるのは時間が非常にかかり、ご多忙な方には大変な作業でしょう。
新日本エネックスは福岡県に本社を構え、これまでにエコキュートを含めた豊富な施工実績があります。
補助金についても、常に最新情報を入手しており、また煩雑な申請作業も代行しております。
- エコキュート関連の補助金について相談したい方
- 申請を代行して欲しい方
上記のような方は、ぜひ新日本エネックスへの無料相談をお試し下さい。