「電気代を安くするための太陽光発電を導入したい!」
止まらない電気代の値上げに対抗するために、太陽光発電を検討している方は多いと思います。
そして、いざ調べてみると、
「どれを選べばいいか分かりにくい!」
ほとんどのサイトは専門用語を並べて、普通の人には難しい内容ばかり述べています。
そこで本記事では、
- 太陽光発電メーカーを選ぶ基準
- 主要なおすすめのメーカーを厳選して11社紹介
- それぞれのメーカーの特徴
- メーカーよりも施工業者を重視して選んだ方がいい理由
上記のようなことを、「分かりやすく」解説していくつもりです。
この記事を読めば、太陽光発電を選ぶときの基本的な知識を得られるので、ぜひお付き合い下さい。
太陽光発電のメーカーを選ぶコツを解説
まずは、太陽光発電のメーカーを選ぶコツを解説しようと思います。
これから太陽光発電をご自宅に導入する方は以下の4つに注目して選ぶようにしましょう。
- 変換効率
- 耐久性
- パネルのサイズ
- 価格
一つひとつ解説していきます。
変換効率
太陽光発電を選ぶコツの1つ目は、変換効率です。
変換効率とは、太陽光エネルギーを電気に変換する効率のこと。
この変換効率がいい太陽光パネルほど高性能なパネルということになります。
一般的には、この変換効率が15%〜20%ほどで、20%を越えるものは高性能という認識で大丈夫です。
高性能なパネルほど費用が高くなり、変換効率の低いパネルは値段も安くなる傾向があります。
そのため、ご自宅の太陽光パネルを設置する屋根面積によって、性能か価格のどちらを重視するかを決めると良いでしょう。
耐久性
太陽光発電を選ぶコツの2つ目は、耐久性です。
屋外に設置する太陽光パネルは常に、雨風などの厳しい自然に晒されます。
損傷して発電効率が落ちないために、できるだけ頑丈なものを選ぶ必要があるでしょう。
また地域によっては、台風や積雪など想定されるリスクが変わるので、住んでいる環境によって耐久性の優先度を高くするようにしてください。
パネルのサイズ
太陽光発電を選ぶ3つ目のコツは、パネルのサイズです。
メーカーによってパネルのサイズや形が変わるので、ご自宅の屋根に合うものを選ぶようにしましょう。
パネルによっては、通常の長方形のものから三角形のものまで形は様々です。
ご自宅の屋根が複雑であるならば、複数サイズを用意してあるメーカーを選ぶのがいいですね。
以下に弊社の施工実績を掲載しておくので、参考にしてください。
福岡県直方市にて太陽光発電システムを導入しました|新日本エネックス
価格
価格の安い太陽光パネルを選ぶことで初期費用を抑えることが重要でしょう。
最近では、売電価格が下がっていることもあり、せっかく太陽光発電を導入したのに元を取れない可能性も出てくるからです。
とはいえ、「安さ」だけで判断するのもいけません。
実際に、同じ製品でも業者によって値段は様々で、安いところを探せばいくらでもあります。
以下は弊社で実施している提案の一部ですので、参考にしてください。
おすすめの太陽光発電メーカーの一覧【厳選11社】
太陽光パネルを製造しているメーカーはいくつもあり、またそれぞれ性能や強みが違います。
ご家庭にもっとも適した太陽光発電システムを導入するために、以下で解説するメーカーの一覧を参考にしてみてください。
- シャープ
- パナソニック
- 長州産業
- 京セラ
- ネクストエナジー
- ソーラーフロンティア
- エクソル
- フジプレミアム
- DMMエナジー
- Qセルズ
- カナディアンソーラー
一つひとつ解説していきます。
シャープ
シャープは1959年から太陽電池を開発し、それから日本の太陽光発電業界を牽引してきた圧倒的な歴史と実績を持っています。
最近では「BRACK SOLAR ZERO」という、黒を基調としたデザインの高性能な太陽光パネルが主力製品です。
- 世界最高レベルの変換効率
- 複雑な屋根にも対応できるルーフィット設計
- 屋根と調和する美しいデザイン性
上記のように、太陽光パネルを検討する際に望まれる多くのニーズに対応できます。
ただ、一つデメリットとして屋根一体型のパネルには発火のリスクがあり、過去に数件の火災事例が報告されているので注意が必要です。
とはいえ、シャープ製品は高性能で実績も豊富であるため、ご家庭に太陽光発電設備を取り入れるときに候補となるのは間違いないでしょう。
パナソニック
引用:住宅用 太陽光発電・蓄電システム|パナソニック公式HP
パナソニックは、1931年から80年以上も社会と暮らしのために電池を提供し、太陽光電池も1975年から開発をはじめてきた圧倒的な歴史と実績を有しています。
「HIT」という太陽パネルを製造し、業界トップクラスの発電量と耐熱性に優れているのが特徴です。
一般的な太陽光パネルの弱点として、温度が10度上がると約4~5%出力が低下するというのがありました。
しかし、「HIT」は温度の上昇に対する機能の低下が大幅に抑えられているので、気温が高くなる地域にお住まいの方は検討してみてもいいかもしれません。
また、パナソニックは保証内容にも優れていて、モジュール出力保証25年に加え、システム機器保証も15年と長期保証で安心できるようになっています。
※一般的な太陽光パネルの寿命が25年〜30年、周辺機器の寿命が10年〜15年。
長州産業
引用:長州産業公式HP
長州産業は、1999年から太陽光パネルの製造を手がけ、国内で唯一パネルの製造工程を全て自社で行っています。
主力商品として「プレミアムブルー」というパネルを製造し、
- 発電ロスを最小限に抑える
- 紫外線まで最大限に利用する
- 高出力で安定的にな発電量を確保する
という特徴を持っています。
発電効率も国内トップレベルである20.3%を実現し、真夏の高温でも安定して発電できるのが強みでしょう。
また、雨漏りでも修理を受け付けられる10年間の施工保証があるのも特徴の一つです。
他の国内メーカーが製造拠点を海外に移す中で、純国産パネルにこだわり続ける長州産業は、その確かな技術力から信頼性は非常に高いといえます。
京セラ
京セラは、1993年に日本ではじめて住宅用の太陽光発電システムを販売開始した企業です。
パネルの最大の特徴として高い耐久性があり、1984年に自社に設置した太陽光パネルが現在も正常に稼働しているほど。
主力商品として「RoofleX(ルーフレックス)」というパネルを販売しています。
このルーフレックスは、台形や小型などの様々なサイズパネルを揃えており、日本の複雑な形の屋根にも幅広く対応できるのが特徴です。
発電効率は19%ほどで他社よりも少し劣りますが、屋根の設置スペースを最大限使用できるので、トータルの発電量では他社にも負けません。
ネクストエナジー
引用:ネクストエナジー公式HP
ネクストエナジーは、2003年に長野に設立された太陽光発電事業では比較的新しく参入してきた企業です。
太陽光パネルの特徴として、ハーフカットセルという技術を採用しているので高い発電効率に期待できます。
ハーフカットセル、というのは従来のパネルを1/2にカットすることで、そのおかげで高温時でも発熱を抑えられて通常通りの発電量を維持できる技術のことです。
また、ネクストエナジーは価格の安さも大きな特徴であり、国内メーカーでありながら海外メーカーに値段で対抗できる貴重なメーカーです。
保証内容も優れており、自然災害保証や経済損失補償、システム機器保証、モジュール出力保証などが揃っているのも魅力でしょう。
特に経済損失補償は、モジュールの出力低下により本来であれば見込めた売電収入を受けられなかった場合に、最大で6ヶ月間の経済的損失を補償してくれるので嬉しいですね。
ソーラーフロンティア
ソーラーフロンティアは、「CIS」という独自技術により高性能な太陽光パネルを製造しています。
特徴としては、
- 高温による発電量の低下を抑えられる
- 日陰による影響が少ない
上記のように、特定の条件下で実力を発揮できるのが強みです。
ソーラーフロンティアのパネル自体の発電効率は15%ほどと、一見頼りなく見えます。
しかし、前述した特徴から実質的な発電量は他社にも負けないでしょう。
また、他の国内メーカーよりもパネルの価格が安いというのもメリットの一つです。
エクソル
引用:エクソル公式HP
エクソルは、2001年から太陽光発電事業を行っており、京都本社を中心に複数の事業所を国内に持っています。
太陽光パネルの特徴としては、
- 大手国内メーカーと比較して価格が安い
- 「ジャストコンパクト」パネルにより、1枚から設置できる
- 充実したメンテナンスサービスがある
上記のようなものがあります。
「ジャストコンパクト」は、低電圧でも動作するマイクロインバーターを活用することで、1枚から設置することを可能にしています。
そのため、面積が少なく複雑な形状でも設置できる屋根が増えました。
屋根の面積や形状で諦めていた人には嬉しいメリットですね。
また、有償のメンテナンスプランとして、保守点検ガイドラインに準拠した基本の「PV検診(税抜65,000円/1回)」、PV検診の項目に加えて各種測定やフィルター掃除が追加される「PVドッグ(税抜90,000円/1回)」があります。
エクソルの太陽光発電を詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
>>エクソルの太陽光発電や蓄電池はコスパ良し!評判や価格相場などを解説
フジプレミアム
引用:フジプレミアム公式HP
フジプレミアムは、兵庫県に本社を置く日本企業で、2000年から太陽光発電業界に本格的に参入しました。
太陽光パネルは、「希」という超軽量パネルを主力製品にしています。
本来の性能を落とすことなく、一般的な太陽光電池パネルの約半分ほどの重量を実現。
また、品質についても「TUV規格」という日本よりも厳しい審査基準をもうけた世界的な認証を受けています。
その品質の高さから出力保証も15年という安心の保証内容。
一般的なメーカーの出力保証が10年なので、品質に対する自信がうかがえます。
DMMエナジー
DMMエナジーは、DMM英会話などで有名なDMMグループが運営する太陽光発電メーカーです。
国内の太陽光発電事業では、ほぼ最後発なので知名度や実績がまだ少ないメーカーといえます。
しかし、蓄電池とセットで導入した場合の価格の安さは目を見張るものがあり、モジュールの変換効率も21.25%と世界的にトップレベルです。
また、モジュールの出力保証期間も30年と太陽光発電業界の中で最長期間になります。
前述したようにDMMエナジーはまだ知名度が低く、施工業者によっては取り扱いがない場合もあり、複数の業者で見積もりしてもらうときには少し困るかもしれません。
Qセルズ
引用:Qセルズ公式HP
Qセルズは、1999年にドイツで設立された会社で、現在では韓国のハンファグループに買収され、正式名称がハンファQセルズとなっている海外の太陽光発電メーカーです。
日本だけではなく、世界的に有名なグローバルメーカーで、その出荷量は世界で第6位にもなります。
太陽光パネルの大きな特徴としては、曇りや雨の日でも発電量を維持できる点でしょう。
緯度の関係で日本よりも日照時間が少ないドイツで開発されたおかげですね。
また、変換効率は20.6%と大手国内メーカーと比べても引けを取らず、しかも価格の安さでは国内のメーカーを圧倒しています。
カナディアンソーラー
カナディアンソーラーは、2001年に設立されたカナダの太陽光発電メーカーです。
導入実績は世界で100ヶ国以上、2016年の出荷量では世界で第3位にもなっています。
Qセルズと同じく、低価格で高性能なパネルを開発しており、最近では日本の国内メーカーシェア率で上位に食い込んできました。
また、海外製品特有の不安要素として設置後のアフターフォローがありましたが、年中無休で朝9時〜夜8時までお客様相談室が対応しており、急な修理やメンテナンスが必要な場合は助かりますね。
そして、カナダ発の太陽光パネルということもあり、寒冷地の積雪などにも強い特徴があります。
太陽光発電はメーカーよりも、施工業者で選ぶのがおすすめ!
ここまで、主要な太陽光発電メーカーの特徴について解説してきました。
しかし、おそらくこう思われませんでしたか?
「結局、私はどのメーカーを選べば良いんだろう…。」
「いまいち違いは分からないし、メーカーの数が多すぎて迷う…。」
その疑問は太陽光発電を検討する方のほとんどが持つもので、専門家でもなければ自信を持って一つのメーカーを選ぶのは難しいでしょう。
そんな時は、素直に施工業者に相談するのをオススメします。
何も知らずに相談すると、必要以上に高額な商品を売りつけられる危険性があるため、施工業者に相談するときは以下の3点に気をつけるようにしましょう、
- 1社だけでなく、複数の業者の意見を聞く
- 複数のメーカーを取り扱っている業者に相談する
- 実績や口コミが豊富な業者に相談する
では、一つひとつ解説していきますね。
1社だけでなく、複数の業者の意見を聞く
1社だけに意見を聞かずに複数業者に意見を聞くようにしましょう。
まず、1社だけの見積もりでは、本当にその価格が適性かどうか分かりませんし、またその勧められたメーカーのパネルが最適なものかも不明だからです。
最初に相談した業者が懇切丁寧に接してくれて信用できそうに見えても油断は禁物。
太陽光発電はこれからの人生を左右するほどの大きな買い物なので、必ず複数の業者による見積もりを比較検討しましょう。
複数のメーカーを取り扱っている業者に相談する
施工業者によっては、取り扱っているメーカーの数が少ない場合があります。
メーカーの取り扱いが少ないと、顧客に対する最適な太陽光発電を提案できずに、自社が推しているメーカーを理由付けして購入するように説得してくるでしょう。
また、そのような業者の見積もりが混ざると、複数業者の見積もりを比較検討するのも難しくなるので要注意です。
相談する前に取り扱うメーカーを確認するようにしましょう。
実績や口コミが豊富な業者に相談する
実績や口コミが豊富な業者に相談するのも重要です。
公式ホームページやネット上の口コミなども調べておくことで、施工業者とのトラブルも未然に防げます。
信頼性の高い会社であれば、自社が行った施工事例や口コミなどを公表しているので分かりやすいですね。
以下は当社、新日本エネックスがこれまでに行ってきた施工事例なので参考にしてみてください。
太陽光発電メーカーで困ったら、まずは無料相談をしましょう
太陽光発電メーカーの種類は多く、またそれぞれの特徴も複雑です。
そのため、少し調べた程度ではご自身に最適なメーカーを選ぶのは極めて困難。
ですから、まずは太陽光発電の専門家である施工業者に見積もりをしてもらって、意見を聞いてみましょう。
また、その際には、
- 複数の業者に相談する
- 取り扱うメーカーが多い業者を選ぶ
- 実績が豊富で信頼できる業者を選ぶ
上記の3点に気をつけて施工業者に相談するのをおすすめします。
太陽光発電でお困りの際は、ぜひ新日本エネックスにご相談ください。