蓄電池メーカーを選ぶ際に、ニチコンを候補に入れている人はいるのではないでしょうか?
ニチコンはコンデンサなどを製造・販売している老舗の大企業であり蓄電池メーカーとしても有名です。ただしニチコンを詳しく知らない人にとっては特徴や種類、価格など気になる点が多いでしょう。
今回の記事では、ニチコンの蓄電池について以下の内容を解説します。
- ニチコンについて
- ニチコンの蓄電池の特徴
- ニチコンの蓄電池の種類や価格
- ニチコンの蓄電池のメリット・メリット
- ニチコンの蓄電池で失敗しないポイント
ニチコンの蓄電池について詳細に解説していますので、導入を検討している人は参考にしてみてください。
ニチコンとは?
ニチコンは電子・電気機器に必要なコンデンサや回路製品を製造・販売している大企業です。本社は京都市にあり、国内のみならず海外にも複数の拠点を展開しています。また1950年に創業し73年(2023年時点)存続している老舗企業であり、実績や信頼性の高い企業だといえるでしょう。2010年より「NECST」というプロジェクトを発足し、家庭用・産業用蓄電システムなど環境に関わるビジネスを展開しています。
2016年には累計販売台数が世界一、2020年には国内販売台数1位を記録しています。さらに太陽光発電・蓄電池・EVを連携させる「トライブリッド蓄電システム」を世界で初めて開発・販売しました。未来を見据えた先進的な開発も行っている企業として、確かな評価と基盤を築いています。
ニチコン4つの蓄電システム
ニチコンには以下のような4つの蓄電システムがあります。
- トライブリッド蓄電システム
- ハイブリッド蓄電システム
- 単機能蓄電システム
- ポータブル蓄電システム
それぞれ特徴があるので解説します。
トライブリッド蓄電システム
トライブリッド蓄電システムは「トライブリッドパワコン・蓄電池・V2H・リモコン」がセットになっているニコチンならではの製品です。大きな特徴は、太陽光発電や蓄電池の電力を電気自動車へエレムーブできる点です。
※ニチコンでは太陽光発電や蓄電池からの電力を移動(充放電)させることを「エレムーブ」と呼んでいます。
また電気自動車へ充電できるだけではなく、電気自動車のバッテリーから蓄電池へ供給することも可能です。停電時に蓄電池だけではなくバッテリーからの給電も可能になるため、より長時間の電力使用ができます。自然エネルギーである太陽光を最大限に活かしたシステムといえます。
ハイブリッド蓄電システム
ハイブリッド蓄電システムは、蓄電池本体に太陽光パワコンが内蔵されているシステムです。特徴は太陽光から発電された電力の変換効率が高くなっている点です。通常は太陽光発電と蓄電池で1台ずつのパワコンが必要になります。発電した直流の電力を家庭で使用できる交流に変換(太陽光のパワコン)し、蓄電池へ充電する際は直流へ変換(蓄電池のパワコン)しています。
電力は変換する回数が多いほどロスが発生するため、パワコンの数が多いほど不利です。ハイブリッド蓄電システムは、蓄電池への充電も可能な太陽光パワコンが1台だけなので、変換回数を減らしてスピーディーに蓄電することが可能です。
単機能蓄電システム
単機能蓄電システムは、蓄電池用のパワコンが内蔵されているシステムです。事前に太陽光発電を導入していても、単機能蓄電システムであればスムーズに設置が可能です。トライブリッドやハイブリッドよりも導入費用が安く抑えられ、大容量のモデルが多いといった特徴があります。またAIによる蓄電池の自動制御やV2Hとの連携、停電時に電力使用が制限されない全負荷対応など機能が充実しています。
ポータブル蓄電システム
ポータブル蓄電システムは、設置工事が不要でコンセントに差し込むだけで使用できるシステムです。軽くてキャスターが付いているため移動を簡単に行うことができるため、オフィスや店舗などの室内でも活躍するでしょう。また蓄電容量が小さいので価格も抑えられており、停電時の備えとして手軽に導入できます。
ニチコンの蓄電池の種類と価格
ニチコンで販売されている主な蓄電池は以下のとおりです。
- コンパクトなトライブリッド蓄電池「ES-T3S1/ES-T3L1」
- 大容量なトライブリッド蓄電池「ES-T3M1/ES-T3X1」
- 大容量なハイブリッド蓄電池「ESS-H2L1」
- 業界最大級の単機能蓄電池「ESS-U4X1」
- 大容量の単機能蓄電池「ESS-U4M1」
- コンパクトな単機能蓄電池「ESS-U3S1」
- 設置工事不要なポータブル蓄電池「ESS-P1S1」
それぞれスペックや価格などを解説します。
トライブリッドでコンパクトを求めるなら「ES-T3S1/ES-T3L1」
ES-T3S1/ES-T3L1は、トライブリッド蓄電システムに対応した蓄電池です。蓄電容量は4.9kWhとなっており本体以外に増設用のユニットもあります。増設した場合は9.9KWhになるため将来的に電力使用量が増えても安心です。また本体重量は50kgと軽めでコンパクトな設計になっており設置場所に困ることはないでしょう。蓄電容量が少なめなので価格も抑えられています。トライブリッドでコンパクトかつ低価格な蓄電池を求めるならおすすめです。
「ES-T3S1/ES-T3L1」のスペックと価格
ES-T3S1/ES-T3L1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ES-T3S1/ES-T3L1 |
サイズ | 幅540mm × 高さ418mm × 奥行き230mm |
重量 | 約50kg |
定格容量 | 4.9/9.9kWh |
動作温度 | -10℃~+40℃ |
設置場所 | 屋内・屋外兼用 |
希望小売価格(税抜) | 1,200,000円 |
「ES-T3S1/ES-T3L1」の寿命と保証期間
ES-T3S1/ES-T3L1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 自然災害補償:10年長期保証:15年 |
トライブリッドで大容量を求めるなら「ES-T3M1/ES-T3X1」
ES-T3M1/ES-T3X1は、上記で紹介したES-T3S1/ES-T3L1よりも蓄電容量が多いトライブリッド蓄電池です。蓄電容量は7.4kWhとなっており増設することが可能です。増設すれば14.9kWhまで増やすことができるため、かなり大容量な電力を蓄電することができます。大容量の割に本体サイズがES-T3S1/ES-T3L1と同じなので、コンパクトさも持ち合わせています。トライブリッドで大容量の蓄電池を求めるならおすすめです。
「ES-T3M1/ES-T3X1」のスペックと価格
ES-T3M1/ES-T3X1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ES-T3M1/ES-T3X1 |
サイズ | 幅540mm × 高さ418mm × 奥行き230mm |
重量 | 約61kg |
定格容量 | 7.4/14.9kWh |
動作温度 | -10℃~+40℃ |
設置場所 | 屋内・屋外兼用 |
希望小売価格(税抜) | 1,700,000円 |
「ES-T3M1/ES-T3X1」の寿命と保証期間
ES-T3M1/ES-T3X1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 自然災害補償:10年長期保証:15年 |
ハイブリッドで大容量を求めるなら「ESS-H2L1」
ESS-H2L1はハイブリッド蓄電システムに対応した蓄電池です。蓄電容量は業界最大クラスの12kWhと大容量なので節電や停電対策に効果的です。運転モードは「グリーンモード(太陽光発電の電力を蓄電し、昼間のピーク時に使用)」と「経済モード(料金の安い深夜電力を蓄電して朝夕のピーク時に使用し余剰電力は売電)」の2つがあります。全負荷にも対応しており停電時でも安心して電力の使用ができます。太陽光発電と一緒に導入する人におすすめです。
「ESS-H2L1」のスペックと価格
ESS-H2L1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ESS-H2L1 |
サイズ | 幅1,060mm × 高さ1,250mm × 奥行き300mm(突起部含まず) |
重量 | 約254kg |
定格容量 | 12kWh |
動作温度 | -20℃~+40℃ |
設置場所 | 屋外(塩害対応) |
希望小売価格(税抜) | 4,200,000円 |
「ESS-H2L1」の寿命と保証期間
ESS-H2L1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 自然災害補償:10年長期保証:15年 |
単機能で業界最大級の容量を求めるなら「ESS-U4X1」
ESS-U4X1は、単機能蓄電システムに対応した蓄電池です。蓄電容量は16.6kWhであり家庭用としては最大級となります。停電時は平均的な家庭の電力使用で連続36時間以上(保証値ではない)の給電ができるほどです。全負荷対応、V2Hシステムとの自動連携、AI自動制御などの機能もあります。また容量の30%を常時蓄電しておくことが可能なので、急な停電でも安心できるでしょう。太陽光発電を導入済みで大容量を求める人におすすめです。
「ESS-U4X1」のスペックと価格
ESS-U4X1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ESS-U4X1 |
サイズ | 幅1,060mm × 高さ1,250mm × 奥行き300mm(突起部含まず) |
重量 | 約236kg |
定格容量 | 16.6kWh |
動作温度 | -10℃~+40℃ |
設置場所 | 屋外 |
希望小売価格(税抜) | 4,500,000円 |
「ESS-U4X1」の寿命と保証期間
ESS-H2L1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 自然災害補償:10年長期保証:10年(有償で5年長保証あり) |
単機能で大容量を求めるなら「ESS-U4M1」
ESS-U4M1は、上記のESS-U4X1よりも容量が少なめの単機能型蓄電池です。容量が少なめとはいえ11.1kWhなので家庭用としては必要十分です。ESS-U4X1ほどではないものの、停電時には連続24時間以上(保証値ではない)の給電が可能です。停電の際には自動で蓄電池から電力を給電できるため、手間なく通常通りに家電製品が使用できます。また気象警報が発表されると自動で蓄電池に充電してくれる「気象警報自動制御」や、料金の安い夜間電力を蓄えてくれる「早期注意報自動制御」が利用可能(事前に見守りサービスと併せて加入が必要)です。大容量でも価格を抑えて導入したい人におすすめです。
「ESS-U4M1」のスペックと価格
ESS-U4M1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ESS-U4M1 |
サイズ | 幅1,060mm × 高さ1,250mm × 奥行き300mm(突起部含まず) |
重量 | 約190kg |
定格容量 | 11.1kWh |
動作温度 | -10℃~+40℃ |
設置場所 | 屋外 |
希望小売価格(税抜) | 3,700,000円 |
「ESS-U4M1」の寿命と保証期間
ESS-H2L1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 自然災害補償:10年長期保証:10年(有償で5年長保証あり) |
単機能でコンパクトを求めるなら「ESS-U3S1」
ESS-U3S1は、単機能蓄電システムのラインナップでは最もコンパクトな蓄電池です。蓄電容量は4.1kWhですが、停電時には一般的な家庭の電力使用量で約8時間(保証値ではない)ほど使うことができます。容量が多い蓄電池のような基礎工事が不要なので手軽に導入することが可能です。電力使用量が少なめで価格も含めて手軽に導入したい人におすすめです。
「ESS-U3S1」のスペックと価格
ESS-U3S1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ESS-U3S1 |
サイズ | 幅800mm × 高さ650mm × 奥行き300mm(配管パネル込) |
重量 | 約77kg |
定格容量 | 4.1kWh |
動作温度 | -10℃~+40℃ |
設置場所 | 屋外 |
希望小売価格(税抜) | 998,000円 |
「ESS-U3S1」の寿命と保証期間
ESS-U3S1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 本体保証:10年 |
設置工事不要で手軽さを求めるなら「ESS-P1S1」
ESS-P1S1は、手軽に導入できるポータブル蓄電池です。蓄電容量は2kWhと少なめですが、コンパクトでキャスター付きなので室内移動が行なえます。設置工事が不要でコンセントから給電することができるため、オフィスや店舗の停電時にも活躍するでしょう。また設置工事が限定されるマンションなどでも使用できます。必要最低限の電力を気軽に確保したい人におすすめです。
「ESS-P1S1」のスペックと価格
ESS-P1S1のスペックと価格は以下のとおりです。
型番 | ESS-P1S1 |
サイズ | 幅250mm × 高さ380mm(キャスター込) × 奥行き550mm |
重量 | 約38kg |
定格容量 | 2kWh |
動作温度 | 0℃~+40℃ |
設置場所 | 屋内 |
希望小売価格(税抜) | 550,000円 |
「ESS-P1S1」の寿命と保証期間
ESS-U3S1の寿命と保証期間は以下のとおりです。
寿命 | 不明 サイクル数は未公表 |
保証期間 | 本体保証:10年 |
ニチコンの蓄電池を導入するメリット
ニチコンの蓄電池を導入するメリットは以下のとおりです。
- 多様な蓄電システムが選べる
- 国内メーカーの安心感がある
- 安心の長期保証がある
- 停電・災害時に安心できる
それぞれ解説します。
多様な蓄電システムが選べる
ニチコンでは、すでにご紹介したように「トライブリッド・ハイブリッド・単機能・ポータブル」の4つから選べます。電気自動車への充電も考えるならトライブリッドがおすすめですし、新築で太陽光発電と一緒に蓄電池も導入するならハイブリッドがおすすめです。それぞれの目的に適した蓄電池の種類が豊富で、蓄電容量は4.1~16.6kWhと幅広いラインナップになっています。どんな環境下でも多彩な蓄電システムから選べるのは嬉しいメリットでしょう。
国内メーカーの安心感がある
ニチコンは国内の蓄電池メーカーとして信頼性の高い企業です。世界で初めてトライブリッド蓄電システムを開発する技術力の高さなど注目すべき点があります。また国内にはシャープやパナソニックなどライバルが多いなかで、累計販売台数が世界一になった実績があります。このような部分や手厚いアフターフォローなどで評価されているため、多くの人に選択されているという安心感があります。
安心の長期保証がある
今回ご紹介した蓄電池は10〜15年という長期保証が付いているため安心です。トライブリッドやハイブリッドでは15年という長期保証以外に、10年の自然災害補償が付いています。また最も手軽なポータブル蓄電池にも10年という長期保証が付いているため、何かしらのトラブルで故障などが起こっても安心できるでしょう。
停電・災害時に安心できる
ニチコンは大容量の蓄電池が多いため、導入すれば停電時でも長時間の電力使用が可能です。また気象警報自動制御を活用すれば蓄電池への充電を自動で行ってくれるため、突然の停電でも対策が可能です。また電気自動車を所有していれば、V2Hを導入することでバッテリーの電力を蓄電池へ給電することができます。あらゆる面において安心できるといえるでしょう。
ニチコンの蓄電池を導入するデメリット
ニチコンの蓄電池を導入するデメリットは以下のとおりです。
- 種類によっては高額になる
- 売電目的だけでは損をする可能性がある
それぞれ解説します。
種類によっては高額になる
ニチコンの蓄電池だけに限ったことではありませんが、蓄電池は容量が大きくなるほど高額になります。今回ご紹介した10kWh以上ある蓄電池(増設も含む)は高額です。「普段の電気使用量が多くない」「停電時は最低限の電力でいい」ということであれば、一般家庭で大容量の蓄電池を導入するメリットはありません。現状の電気使用量や料金、目的などを考慮して最適な蓄電池を選択しましょう。
売電目的だけでは損をする可能性がある
大容量の蓄電池は高額なため、売電収入を頼りに導入すると損をするかもしれません。売電価格は年々下がっており、回収するまでに保証期間が終了してしまう可能性があります。例えば蓄電池の導入費用が200万円で、売電収入が年間8万円になる場合は回収までに25年かかります。保証期間を過ぎて故障などのトラブルが発生すれば、さらにコストがかさんでしまうでしょう。売電収入だけを当てにせず、自家消費で電力を効率よく活用することをおすすめします。
ニチコンの蓄電池で失敗しないためのポイント
ニチコンの蓄電池を導入する際に失敗しないポイントは以下のとおりです。
- 信頼できる業者を選ぶ
- 導入するメリットを検討する
- 蓄電池が設置できるか確認する
- 太陽光発電も検討する
- 補助金で初期費用を抑える
それぞれ解説します。
信頼できる業者を選ぶ
これまでの導入実績はもちろんですが、蓄電池の価格や設置費用が相場とかけ離れていないかを確認しましょう。特に蓄電池の価格や設置費用は業者によってピンキリなので、相見積もりをして適正なのかを判断してください。さらに「業者名+口コミ」などで検索して評判も見ておくといいでしょう。悪い評判が多い業者には、それなりの理由があるはずなので依頼を避けたほうが無難です。
導入するメリットを検討する
現状の電力使用量や料金、停電時の対策などを考慮してメリットがあれば導入を検討してください。例えば太陽光発電だけを導入していて近いうちに電気自動車を購入する場合は、トライブリッド蓄電システムを導入することでメリットが生まれるでしょう。メリットがない状態で導入しても初期費用を回収できなかったり、活用しきれない可能性があります。電池の初期費用は安くないため、メリットをよく考えておくことが大切です。
蓄電池が設置できるか確認する
大容量の蓄電池を導入する予定であれば、蓄電池を置くスペースを確認しておくことが重要です。特にニチコンの蓄電池は大容量のものが多いため、サイズや重量で設置スペースが限定されます。導入する蓄電池のサイズや重量を把握して、設置予定のスペースに問題なく置けるのかをチェックしましょう。本体のサイズ以外にメンテナンスできるスペースが必要になることも考慮して設置場所を決めてください。
太陽光発電も検討する
蓄電池は太陽光発電と連携させることで最大の効果を生み出してくれます。太陽光発電の余剰電力を売電してくれたり、蓄電池へ充電してくれたりと活用方法はさまざまです。節電効果を高めるためにも太陽光発電の導入も検討してみてください。初期費用は高額になりますが、後ほど解説する補助金を活用すれば導入しやすくなるでしょう。
補助金で初期費用を抑える
国や地方自治体からの補助金で初期費用を抑えて導入することが可能です。対象となる製品や補助金額、条件などは補助金によって変わります。まずは、どんな補助金があるのかを自分なりに調べてみるといいでしょう。分からない場合は販売業者に質問することをおすすめします。素人では詳細な部分まで理解しきれない可能性がありますし、販売業者は補助金の申請を代行してくれることがほとんどです。少しでも初期費用を抑えるために補助金を活用しましょう。
ニチコンの蓄電池がおすすめな人
ニチコンの蓄電池がおすすめな人は以下のとおりです。
- 電気自動車に乗っている人
- 長期保証で安心したい人
- いろいろな容量から選びたい人
それぞれ解説します。
電気自動車に乗っている人
ニチコンのトライブリッド蓄電システムを導入すれば、太陽光発電の電力を電気自動車へ充電したりバッテリーから蓄電池へ給電できます。電気自動車の電気代を節約でき、停電時にはバックアップの役割を果たしてくれます。すでに電気自動車に乗っている人や購入予定のある人におすすめです。
長期保証で安心したい人
ニチコンの蓄電池は最低でも10年の長期保証が付いています。また種類によっては自然災害補償が10年、有償で5年の延長保証があるなど充実しているのが特徴です。手厚い保証があるため何かしらのトラブルでも安心して導入できるでしょう。
いろいろな容量から選びたい人
2~16.6kWhまでの幅広い容量のなかから、さまざまな状況に合った蓄電池が選べます。停電時に最低限の電力確保が目的なら容量の小さい蓄電池がいいでしょう。普段から電力使用量が多く停電時も同じように使用したいなら大容量がおすすめです。導入する目的を明確にして最適な容量を見つけてください。
まとめ
ニチコンは日本を代表する世界的な蓄電池メーカーです。70年以上も続いている老舗企業であり、世界や国内における累計販売台数1位にもなったことがある実力者です。多くの人に購入されている背景には確かな技術力と信頼性があります。また世界で初めてトライブリッド蓄電システムを開発・販売し、電気自動車を所有する人も電力を最大限活用できるようになりました。
蓄電システムや蓄電池の種類が多いため、家庭環境を把握して導入目的を明確にすることで最適な蓄電池が見つかるでしょう。メリットやデメリットを理解して失敗しないポイントを意識して頂ければ、ニチコンの蓄電池選びで失敗する可能性は低くなります。ニチコンで最適な蓄電池を見つけて快適なエコライフを送ってください。
新日本エネックスでも多くのご家庭様にニチコン製品の設置を行った施工事例があります。
気になった方は是非お問い合わせください!