「三菱のエコキュートが良さそう。」
「でも、実際どうなんだろ。噂では故障が多いって聞くし…。」
三菱のエコキュートは業界シェア率トップなだけあって、素晴らしい機能と豊富なラインナップが魅力的なメーカーです。
とはいえ、実際にSNS上での悪い評判が多いと感じます。
しかし、結果として三菱製品への悪評は、メーカーが原因ではないものが多くみられました。
ということで本記事は、
- 三菱エコキュートの特徴、メリット・デメリット
- 三菱エコキュートの評判・口コミ
- 悪い評判への筆者の考察
- 導入する際の価格相場
- おすすめしたいご家庭の特徴
などを解説していきます。
この記事では、三菱エコキュートの特徴を解説しております
必ずあなたのエコキュート選びの助力になるので、ぜひお付き合いください。
日本で初めて電気温水器を発売したのが三菱
三菱は1964年に深夜電力を利用した電気温水器を日本で初めて販売した企業です。
また、2001年には電気温水器よりもさらに電力削減を可能にしたエコキュートも販売しております。
三菱はまさに、電気温水器やエコキュートのパイオニア的存在です
そのため、ご家庭の細かなニーズに合わせた豊富なラインナップで他社の追随を許しません。
実際に、エコキュートのシェア率が業界で約3割とトップに君臨しています。
ですから、それだけ三菱という企業の信頼性は保証されるということです。
三菱エコキュート6つの特徴・メリット
では、さっそく三菱が販売するエコキュートの特徴やメリットを見ていきましょう。
Youtubeにて三菱が自社チャンネルで分かりやすく解説しておりますのでそれを基にどれだけ豊富で素晴らしい機能があるのか解説していきます。
三菱エコキュートの主な機能は下記の通りです。
- キラリユキープ(PLUS)
- ホットあわー
- バブルおそうじ
- ハイパワー給湯
- パカっとハンドル
- お天気リンクEZ
いつでも一番風呂気分!?「キラリユキープ(PLUS)」
お湯がきれいで快適! キラリユキープPLUS 【三菱 エコキュート】
どの給湯設備に関わらず浴槽内の汚れが気になるご家庭は多いです。
また、いくら身体を洗って浴槽に浸かったとしても、雑菌などはお湯に排出されます。
そして、時間が経つほど菌は繁殖していきます。
そんな悩みを解決するのが、「キラリユキープ」という機能です。
キラリユキープはお風呂のお湯をボタン一つで常に清潔に保ってくれます。
仕組みとしては、お風呂の配管にUV-LEDユニットというものが搭載してあり、それが汚れたお湯に深紫外線を照射してくれるのです。
深紫外線により雑菌はDNAレベルで殺菌されるので効果があります。
ただ、全ての菌に効果があるわけではございませんので注意が必要です。
比較的、清潔なお湯に入れるのがキラリユキープのメリットだと言えるでしょう。
自宅で濃密泡体験!?「ホットあわー」
「ホットあわー」はその名の通り泡を生成してくれる機能です。
通常の泡の1/100サイズのマイクロバブルで身体を包みこんでくれるのです。
このマイクロバブルには以下のような効能があります。
- 毛穴の汚れや角栓の除去
- 肌の水分量が1.6倍アップ
- 湯冷めしにくくなる
- 入浴剤の香りの持続時間アップ
- 設定した湯温をキープ
また特徴として手軽に濃密な泡風呂を体験できる点。
別途泡風呂用の入浴剤が必要になりますが、動画のように優雅なバスライフを体験できます。
マイクロバブルが勝手に掃除!?「バブルおそうじ」
バブルおそうじとは、名前の通り泡がバスタブを掃除してくれる機能のことです。
設定しておくと、お風呂の栓を抜くだけで機械が勝手に水位を検知してマイクロバブルを放出し、配管の皮脂汚れなどを除去してくれます。
「湯船は毎日そうじするけど、配管は掃除したことないな…。」って方も多いでしょう。
配管の汚れは目に見えにくく、ついつい掃除をするのを忘れがちになります。
手間を掛けずに配管まで勝手に掃除されるので時短に繋がる嬉しい点です。
お湯の勢いが変わらない!?「ハイパワー給湯」
電気温水器や初期のエコキュートはデメリットとして
同時に複数のお湯を使うとそれぞれの水圧が弱くなるというものがありました。
しかし、三菱のエコキュートにはハイパワー給湯という機能があります
ハイパワー給湯は、同時に複数箇所に給湯が可能で、水圧が弱くなる心配がありません。
特にご家族でお住まいの場合は喜ばれる特徴の1つです
災害時でも安心!?「パカっとハンドル」
”非常時にも使いやすい”をとことん追求!パカっとハンドル【三菱 エコキュート】
三菱のエコキュートには、災害時に断水したときのために貯水機能が搭載されています。
その量は2Lのペットボトル185本分の水(お湯)。
しかし、今まではエコキュートに貯められた水を取り出すのに脚部カバーを取り外して利用する必要がありました。
動画を見ればわかると思いますが、ちょこちょこ利用するのには不便です。
しかし、新たに搭載された機能であるパカっとハンドルであれば一瞬で水を取り出せます。
脚部カバーにある取水窓のハンドルを少しクルクル回すだけでウォーターサーバーのように、お手軽に給水できます。
災害時などストレス過多な状況ではこの簡単で分かりやすい機能が役立つでしょう
AIが自動で電力効率化!?「お天気リンクEZ」
お天気リンクEZは、太陽光発電と連携して機械が自動で電力を効率化してくれる機能です。
インターネットを経由して翌日の天気予報を読み取り、それをもとに余剰電力を有効活用してお湯を沸かします。
太陽光発電を導入しているのが前提になる機能ではありますが、これをきっかけに太陽光パネルや蓄電池を導入して快適な節電ライフを目指すのもいいかもしれません。
太陽光発電に興味のある方は下記が参考になるのでどうぞ。
三菱エコキュートのデメリット
多くのメリットを紹介しましたが、三菱エコキュートにあるデメリットも解説します。
とはいえ、三菱製品に限った話ではないのですが、エコキュートを導入する際の注意点として参考にしてください。
主なデメリットは以下の通りです。
- お湯が切れて冷水になる可能性がある
- 高機能なものほど価格が高くなる
- 設置場所を確保する必要がある
お湯が切れて冷水になる可能性がある
エコキュート自体のデメリットとしてお湯切れ問題があります。
エコキュートに貯められるお湯を全て使ってしまうと再度お湯を生成するので
一度中が空になってしまうと、再び沸かすのに時間がかかります。
また、夜間以外の時間に空になってしまうと、高い電気単価の時間でお湯を作ることになりますので電気代の上昇に繋がります。
ご家族の人数に合わせて導入をされた場合は来客に備えて使用するお湯の量を減らして対策をする必要があります。
高機能なものほど価格が高くなる
当たり前の話ですが、便利な機能が多いほど、また容量が多くなるほど値段も比例して上がります。
三菱エコキュートのスタンダードモデルであるAシリーズ、プレミアムモデルであるPシリーズを同じ容量で比較しても下記の表のように価格差があるのです。
シリーズ | 型番 | 価格 | 容量 |
Aシリーズ | SRT-W465 | 880,000円 | 460L |
Pシリーズ | SRT-P465UB | 1,065,000円 | 460L |
※主に4〜5人用
詳しい製品情報は公式サイトで確認できます、どのシリーズが合うか分からない場合は新日本エネックスにお問い合わせください。
設置場所を確保する必要がある
設置するスペースが必要になるのもエコキュートのデメリットです。
ヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つを設置する必要があるので注意しましょう。
ちなみに、三菱には省スペース用に特化したコンパクトシリーズがあるので、設置スペースに自信がない方でも大丈夫な場合があります。
エコキュートの設置スペースに関して、弊社の施工事例が多数ございますので、下記を参考にするとイメージが湧きやすいかもしれません。
三菱エコキュートの良い評判・口コミ
多くの方は商品を購入するにあたって評判を検索する方も多いと思います。
実際に三菱のエコキュートを導入した際の良い評判、悪い評判に分けて紹介していきます。
三菱エコキュートの良い評判・口コミ
SNSやECサイトの評価などを調べたところ、以下のような良い口コミが見られました。
- お風呂のシャワー、洗面所や流し台の水圧が強くなった
- 操作パネルが直感的に理解しやすい
- 沸き上がりが早い
- 電気代が安くなった
エコキュートのデメリットの一つである、水圧の弱さを克服できたという声が特に多かったですね。
また、さまざまな機能がある操作パネルの扱いやすさも、高齢の方にとっても大きなメリットになるのではないでしょうか。
三菱エコキュートの悪い評判・口コミ
SNS上では以下の三菱エコキュートの悪い口コミが散見されました。
悪い口コミは主に以下の2つでした。
- エコキュートの不具合、故障
- 修理にかかる時間の長さ
Googleで「三菱 エコキュート」で検索すると、候補に「故障」という単語があり、故障報告も多く見えるように感じる方もおられるでしょう。
結論、三菱エコキュートは故障が少なくおおむね評判もいい!
ただし先に挙げた通り、悪い口コミも検索表示にあります。
実際に悪い口コミが多いように見える理由や、なぜそのような口コミに繋がるかは主に3つが原因に繋がっております。
- エコキュートの寿命
- 三菱製品の母数が多い
- 半導体不足で修理が追いつかない
エコキュートの寿命は10年〜15年(メンテナンス込み)
エコキュートの寿命は定期的なメンテナンス込みで10年〜15年程です。
そして、三菱のエコキュートは2001年から販売されており、初期に購入した人の多くが故障、交換を行っている可能性が高いです。
またSNSでは以下のような口コミも見受けられました。
耐用年数を越えたエコキュートを使い続けて、急に壊れて慌てているということ。
実際に故障報告は10年前後使い続けて、不具合がでたというものが多かったです。
約20年前に販売開始されたエコキュートは現在の製品と比べて寿命が現在よりも短い可能性もあり、寿命による故障で悪い口コミに繋がった場合もあると言えるでしょう。
そもそも三菱製品の母数が多いから
冒頭で解説したように、三菱はエコキュートの業界でトップのシェア率を誇っています。
最近では、家を購入したら既にオールだったというご家庭様も多くおられますので、
生産数が多ければ、故障報告もその分多くなります。
半導体不足で修理が追いつかない
精密機械には必須な半導体が不足しており、エコキュートの生産等にも大きな影響を与えております。
またその影響もあり、現在修理や交換に1ヶ月以上かかるご家庭様も実際におられます。
しかし、世界的な半導体不足が起きておりますので他メーカーでも修理や交換に同じぐらい時間が必要となる場合も多く、三菱に限ったことではございません。
三菱エコキュートを導入する価格相場
まず、エコキュートを導入する際は大きく分けて4つの費用が発生します。
- 本体費用、付属品
- 基礎工事
- 水道工事
- 電気工事
よく勘違いしやすいのが、公式サイトの製品情報をみて本体価格の費用だけで設置できると思い込んでしまうことです。
しかし、エコキュートを導入するためには専門の業者に設置工事をしてもらわなければいけません。
本体費用に関しては種類によってかなり変わるので、三菱公式サイトを参考にしてください。
また、本体価格に工事費用をプラスしたのが実際に導入にかかる総経費になりますので本体価格だけで判断をしないようにしましょう。
設置工事に関しては、設置場所や既存のどの給湯設備から買い換えるかなどによっても費用が変わるので、目安としては10万円〜30万円ほどを見積もっておけば問題ないでしょう。
また、依頼する業者によっても設置費用は変動するので、できるだけ多くの見積もりをお願いするのをおすすめします。
三菱のエコキュートをおすすめしたいご家庭の特徴
三菱のエコキュートは様々なニーズに応える多機能性とご家庭の状況に合わせた豊富なラインナップが魅力です。
ですから、正直どのようなご家庭にもおすすめしたい製品。
特に冒頭の方で紹介した下記の便利な機能に興味が湧くのであれば、ぜひ三菱エコキュートをご検討すると良いでしょう。
- 常に清潔なお湯に入れる「キラリユキープ」
- 掃除の手前を省ける「バブルそうじ」
- 泡風呂で癒される「ホットあわー」
- 強い水圧をキープできる「ハイパワー給湯」
三菱エコキュートは豊富な機能と確かな信頼性で万人にオススメ!
ここまで解説してきた通り、三菱のエコキュートは業界シェア率トップなだけあって、魅力的な機能とラインナップの多さで、どんな方でも満足できるでしょう。
SNSでは、あまり良くない評判も散見されましたが、エコキュートの寿命や半導体不足による修理の遅延は仕方のないものだと言えます。
今後エコキュートの導入の際に購入、設置工事を依頼する業者にも迷われるでしょう。
新日本エネックスでは、数多くの導入実績とお客様からの喜びの声をいただいております。
「エコキュートを導入したいけれど、信頼できる業者が分からない…。」
という不安をお持ちであれば、ぜひ新日本エネックスにご相談ください。