ファーウェイの蓄電池は数年前に販売開始され、価格の安さや性能などで大きな注目を集めています。
本記事ではファーウェイの蓄電池について、
- ネット上の評判、口コミ
- どのような特徴あるのか、またメリットやデメリット
- どんな人にオススメできるのか
- お得に導入するための方法
上記のようなことについて解説します。
この記事を読めば、ファーウェイ蓄電池についての基本的な知識、そして具体的なメリットやデメリットまで幅広く理解できるので、ぜひ参考にしてください。
また、蓄電池がどういうものなのか詳しくない方は下記を先に読むといいでしょう。
>>蓄電池のメリット・デメリット、導入をオススメするご家庭とは?
ファーウェイ蓄電池の評判・口コミ
ファーウェイ(Huawei)は、太陽光発電システムに欠かせない装置であるパワーコンディショナにおいて、2015年から2019年まで世界シェア率1位という記録を残しています。
そして、2021年に初めて蓄電池市場に参入し、これからさらに活躍すると予想されています。
しかし、ファーウェイの蓄電池はまだ販売されてから日が浅く、耐久性や性能について評判や口コミが出揃うまでには時間がかかりそうです。
ですから、ここではファーウェイの蓄電池についてTwitter上の意見を紹介するので、ご参考にしてみてください。
Twitterでの主な意見は下記のようなものでした。
- 安価で高品質
- 他社よりも価格が安い
- ファーウェイの蓄電池の申し込みが増えてきた
安価で高性能
最近では太陽光パネルをはじめ、太陽光発電設備は安価で高性能な海外製品が登場しているため、国産メーカーが負けそうになっているのを心配している意見です。
ただ、日本メーカーの製品は価格では海外製品より高い場合もありますが、まだまだ性能、サポート体制、安全性が優れている場合があります。
他社よりも価格が安い
やはり、価格の安さに注目する意見は多いですね。
ファーウェイ製の蓄電池の申し込みが増えてきた
こちらは施工業者の方ですが、ファーウェイの蓄電池を選ぶお客様が増加しているようです。
ファーウェイの蓄電池はまだ販売されて日が浅いため、しっかりとした評価が出るまでには時間がかかるでしょう。
ファーウェイ蓄電池の特徴
ファーウェイの蓄電池の特徴について解説します。
まずは、仕様から見ていきましょう。
LUNA2000-5 | LUNA2000-10 | LUNA2000-15 | |
タイプ | ハイブリッド型 | ||
負荷 | 特定負荷型 / 全負荷型 | ||
電池セル | リン酸鉄リチウムイオン電池 | ||
実効容量 | 5kWh | 10kWh | 15kWh |
重量 | 63.8kg | 113.8kg | 163.8kg |
寸法(幅/高さ/奥行き) | 670/150/600mm | 670/150/960mm | 670/150/1320mm |
停電時の出力 | 1.5kW | 3.0kW | 4.5kW |
保証年数 | 基本保証10年、延長保証最長15年(有償) | ||
使用環境温度 | -20℃ 〜 +55℃ | ||
設置湿度(結露なし) | 5%〜95% | ||
冷却方式 | 自然空冷(ファンレス設計) | ||
防水防塵保護等級 | IP65 | ||
費用(メーカー希望小売価格) | 180万円 | 340万円 | 500万円 |
詳細な使用情報については、下記の公式資料を参考にしてください。
ファーウェイの蓄電池LUNA2000シリーズは、蓄電容量が5kWh,10kWh,15kWhの3段階に分かれており、それぞれご家庭の電気使用量に応じて選ぶことができます。
また、蓄電容量は後からでも増設できるので、まずは少ない容量から試して足りないようであれば増やすという方法も取れるでしょう。
そのため、複数の業者に見積もりをお願いして、蓄電池の費用と工事費用、そして工事内容について納得できるものを選ぶようにしましょう。
新日本エネックスでも、相見積もり前提の相談を承っているのでお気軽のご相談ください。
ファーウェイ蓄電池のメリット
では、ファーウェイの蓄電池にはどのようなメリットがあるのかを解説します。
主なメリットは以下の通りです。
- 価格が安い
- 状況に応じた運転モードがある
- 変換効率が高い
- 安全性が高い
メリット①:価格が安い
ファーウェイの蓄電池の1番のメリットは価格の安さです。
先ほども解説したように、明確な販売価格はまだ定まっておらず、業者によって値段にバラつきがあります。
しかし、他の国産メーカーと比べるとファーウェイ製はかなり安くなる傾向があるので、複数の業者で相見積もりをするといいでしょう。
メリット②:状況に応じた運転モードがある
ファーウェイの蓄電池には、下記のように状況に応じた3つの運転モードが用意されています。
- エコモード
- 経済モード
- 防災モード
まずエコモードは、できるだけ太陽光発電で自宅の電気を賄うモードであり、電気代の値上げが激しい現在に適したものです。
次に経済モードでは余剰電力を効率的に売電し、夜間の安い電気料金で蓄電するモードになります。
そのため、深夜電力を安くする電気料金プランに加入している場合などにオススメです。
最後に防災モードでは、停電時に十分な電気を貯めておけるように蓄電池が自動的に残容量を調整してくれます。
万が一の災害に備えておきたい時に安心です。
このように、3つのモードでご家庭のニーズに合わせた運用を手軽に切り替えられるのが、ファーウェイ蓄電池のメリットの1つでしょう。
メリット③:変換効率が高い
ファーウェイの蓄電池はJIS変換効率が97%、また最大変換効率は98%だとされています。
他の一般的な家庭用蓄電池の変換効率は94%ほどだとされているので、ファーウェイ製蓄電池の変換効率の高さが分かると思います。
変換効率とは、蓄電池に貯めた電気を家庭で使える電気に変換するときの効率のことであり、変換効率が高いほど電力のロスがなくなるのです。
つまり、変換効率の高い蓄電池ほど電気代の節約や売電収入のアップにつながることになります。
メリット④:安全性が高い
ファーウェイの蓄電池は、JET・SJETの認証を受けており、第三者機関からの厳しい審査をクリアできるように安全性を高めて開発されています。
特にファーウェイ製のLUNA2000シリーズは、AFCI機能という直流アークを迅速に検出し、0.5秒以内に遮断する機能が搭載されているのが特徴です。
直流アークとは、太陽光発電システムの接続ケーブルで漏電などが発生した時に起こる異常放電であり、この直流アークが発生した際に枯葉や落ち葉などがあると火災にもつながるほど危険なものです。
LUNA2000では、この直流アークの発生パターンをAI学習機能によりデータベースに蓄積し、アーク発生パターンをデータベースからすぐに分析・検出し瞬時に遮断することで安全を保ちます。
ファーウェイ蓄電池のデメリット
では次にファーウェイ蓄電池のデメリットを解説します。
主なデメリットは以下の通りです。
- 不具合対応が特殊
- 実績が少ない
不具合対応が特殊
ファーウェイ蓄電池のデメリットと言われている1つ目の理由は、日本のメーカーと比較すると不具合対応が特殊であることです。
ファーウェイの蓄電池ではセンドバック方式という対応をという保証形式を採用していて、不具合が起きた場合でも交換部品、もしくは代替製品を発送だけ行いますので交換作業は業者に依頼をする必要があります。
ですから、日本のメーカーに比べると、サポート内容が特殊な形になっております
実績が少ない
ファーウェイは1987年に中国で設立され、通信事業者向けのITインフラ設備やクラウドサービスの提供、そして消費者向けのスマートデバイスの販売を行ってきました。
太陽光発電事業には2013年に参入し、パワーコンディショナの分野で急速に販売台数を伸ばし、2015年から2019年には世界シェア率1位という記録を樹立しています。
そして、2021年にはじめて蓄電池分野にも参入したため、蓄電池単体での実績はまだ少ないと言えるでしょう。
実績の少なさをデメリットに思う意見もありますが、企業としては世界有数の規模であり、蓄電池でもこれから出荷量が増えると予想されます。
ファーウェイの蓄電池がオススメな方
ここまでファーウェイの蓄電池の特徴やメリット・デメリットについて紹介してきましたが、実際にどのような方にオススメできるのかを解説します。
以下のような条件に当てはまる方は、ファーウェイの蓄電池を選ぶといいでしょう。
- 蓄電池の費用をできるだけ抑えたい方
- 安全性、高性能な製品が欲しい方
- 状況に合わせて臨機応変に蓄電池を運用したい方
- 実績の少なさ、不具合対応について、あまり気にしない方
ファーウェイの蓄電池は他のメーカーに比べて安価で、かつ高性能であり安全性もしっかりしています。
特に安全面に関しては、これから10年以上の長い付き合いになるため、本記事で紹介した直流アークへの対策により安心感を得られるでしょう。
ただ、不具合対応については、もしもの時に日本メーカーに比べると冷たい印象を持つかもしれないので、設置時に対応してもらった施工業者に相談しておくなど対策をしておくのがオススメです。
新日本エネックスでは、施工後のアフターフォローにも力を入れておりますので、不安な方はぜひご相談ください。
ファーウェイ蓄電池を選ぶときの注意点
では最後に、ファーウェイの蓄電池を選ぶときの注意点について紹介します。
これまで紹介した内容と重複する箇所もありますが、これから先10年以上関わってくる問題であるので要注意です。
主な注意点は以下のようになります。
- 取り扱う施工業者が少ない
- ハイブリッド型しか選択肢がない
- メーカーの修理対応が特殊
取り扱う施工業者が少ない
ファーウェイの蓄電池は販売から数年しか経っていないため、近くの施工業者もしくは規模の小さい施工業者では取り扱っていない可能性があります。
せっかく相見積もりのために複数の業者に依頼しても、取り扱いが少ないとなかなか比較できずに困るでしょう。
とはいえ、価格や性能、安全面など素晴らしい点がたくさんあるので、これから取り扱う業者が増えるのは間違いありません。
ハイブリッド型しか選択肢がない
ファーウェイが販売している蓄電池LUNA2000は、ハイブリッド型しか充電方式の選択肢がない点に注意しましょう。
蓄電池の充電方式には、
- 単機能型
- ハイブリッド型
- トライブリッド型
上記のように、いくつか種類があるのです。
これから新しく太陽光発電システムを導入するのであれば、LUNA2000のハイブリッド型でも問題ありませんが、既存の太陽光発電システムに蓄電池のみを追加で設置する場合には単機能型の方がトータルコストが安くなる可能性があります。
それぞれの充電方式についての説明は長くなるためここでは省略しますが、詳しく知りたい方は下記で解説しているので参考にしてください。
メーカーの修理対応が特殊
一度解説しましたが、ファーウェイの蓄電池の不具合対応はセンドバック方式を採用しており、直接メーカーの方が業者を手配して修理対応をしてくれるわけではなく、不具合箇所の部品などの発送のみとなっているため、修理作業は本人が行う必要があります。
ですから、ファーウェイの蓄電池を設置するときはアフターフォローまで対応してくれる施工業者に依頼するようにしましょう。
蓄電池の導入で活用できる補助金
蓄電池を導入する際は、費用をできるだけ抑えるためにも補助金を活用するのがオススメです。
太陽光発電設備の補助金は、主に国や地方自治体が公募されている場合が多く、また年度によって変更されるので最新の情報を入手するようにしましょう。
補助金を上手く活用できれば数十万円ほどの費用を抑えられます。
蓄電池の補助金について、ここで解説すると長くなってしまうので、詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
>>【2023最新】お得な蓄電池の補助金について解説!条件・金額に注意!
ファーウェイの蓄電池で悩んでいる方は、ぜひご相談を!
ここまでファーウェイの蓄電池について解説してきました。
最後に改めてメリットやデメリットについてまとめておきます。
まず、デメリットは以下の通りです。
- 不具合対応が特殊
- 実績が少ない
そして、メリットは以下のようになります。
- 価格が安い
- 状況に応じた運転モードがある
- 変換効率が高い
- 安全性が高い
ファーウェイの蓄電池は2021年に販売されてから日が浅く実績こそ少ないですが、多くのメリットがあるため選択肢の一つに入れるのをオススメします。
また、価格が安いファーウェイの蓄電池をさらにお得に導入するためにも補助金は必ず活用しましょう。
新日本エネックスでは、常に最新の補助金の情報を取り扱っており、また補助金の申請代行も行っています。
- 「自分に合う蓄電池をどう選べばいいか相談したい」
- 「初期費用に不安があり、補助金について聞きたい」
- 「実際に蓄電池がどれだけ効果があるのか知りたい」
上記のような悩みを持っている方は、ぜひ新日本エネックスに気軽のご相談ください。