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東京電力の「規制料金」値上げで実践したい電気代の削減方法7選!

2023年1月9日

電気代

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東京電力の「規制料金」値上げで実践したい電気代の削減方法7選!

目次

東京電力などの電力会社が電気料金の値上げを検討しているなかで、いかに節電をすればいいのか悩んでいる人がいるのではないでしょうか?

電気料金は家庭のお財布事情に関わってくるものなので、できる限り抑えたい支出です。しかし、具体的に「どんな節電をすれば効果があるのか分からない」といった悩みを持っているかもしれません。

今回の記事は、東京電力の値上げ事情と電気料金の削減方法ついて、以下の内容を解説します。

  • 東京電力の値上げ事情
  • 電気料金を削減する効果的な7つの方法
  • 太陽光発電や蓄電池などを活用するポイント

長期的に電気料金を削減できるようになる可能性があるため、検討している人は参考にしてみてください。

東京電力が10年ぶりに電気料金の値上げを発表

東京電力は2022年12月20日に「申請する方向で対応せざるをえない」として、家庭用の電気料金の値上げを発表しました。同年9月の時点では、家庭用の電気料金の値上げには言及していなかったものの、世界的な燃料価格の高騰や急激な円安による大幅な業績悪化が決め手となりました。東京電力が電気料金を値上げするのは2012年9月以来、10年ぶりです。2022年12月時点では具体的な値上げ時期や価格が発表されていませんが、早めに節電対策に取り組むことがベストだといえるでしょう。

東京電力以外でも値上げの可能性

電気料金の値上げは東京電力に限らず、電力会社大手の「東北・北陸・中国・四国・沖縄」といった5社も、2022年11月に値上げ申請をしています。今後は全国的に電気料金の値上げラッシュが続く可能性があるため、家計への負担が増えることが予想されます。だからこそ今のうちから電気料金の削減を行うことが大切です。

※参照:Yahoo!ニュース

値上がりする電気料金を削減する方法7選

電気料金の値上げラッシュに対応すべく、取り組んでおきたい節電方法は以下のとおりです。

  • 家電製品の使い方を見直す
  • 省エネ家電に買い替える
  • 使わないコンセントを抜く
  • 冬や夏に有効なグッズを活用する
  • 家を長期間空ける時はブレーカーを落とす
  • 電力会社や電気料金プランを見直す
  • 太陽光発電などの自然エネルギーを活用する

それぞれ解説します。

家電製品の使い方を見直す

家電製品の使い方を見直すことで、節電につながる可能性があります。具体的には以下のように意識すると節電効果が高まりますので、ぜひ実践してみてください。

  • エアコンはサーキュレーターや扇風機と一緒に使用する
  • エアコンの温度を極端に上げたり下げたりせず夏28℃・冬20°にする(※1)
  • エアコンの自動モードやエコモードなど省エネ機能を活用する
  • 短時間の外出ならエアコンは付けたままにする
  • テレビ画面の明るさを最大から半分ほどに抑える
  • テレビは主電源から切る
  • 冷蔵庫の温度設定を「中」にする
  • 冷蔵庫の中身を詰めすぎない
  • 冷蔵庫の開け閉めする回数を減らす
  • 全自動洗濯機であれば、すすぎを「1回→2回」にする
  • 洗濯はできる限りまとめ洗いする
  • 洗濯は洗濯機の80%ほどにして詰め過ぎないようにする
  • 家中の照明をLEDへ交換する
  • 照明は使用しないなら消す
  • 電気温水器を使用する際は入浴間隔を短くし追い焚き回数を減らす
  • 炊飯器の保温時間を減らす
  • トイレのウォシュレットや便座の温度調節する
  • ウォシュレットを使用しないなら電源を切る など

※1 参照:DAIKIN(ダイキン)

省エネ家電に買い替える

家電製品は著しく進化しており、省エネ性能が一昔前の家電よりも確実に向上しています。数十年前の古い家電は省エネ性能が低く、新しい家電よりも多くの電力を消費してしまいます。新しい省エネ家電は価格が高めですが、長期的に見れば少ない消費電力で活用できるため、以下(※2)のように電気料金の節約に貢献してくれるでしょう。

  • 4LDKの照明をLEDに買い替えた場合:年間で約14,000円の節約
  • 15年前のエアコンを買い替えた場合:年間で約6,000円の節約
  • 10年前の冷蔵庫を買い替えた場合:年間で約6,600円の節約
  • 10年前の洗濯機を買い替えた場合:年間で約7,700円の節約

※2 参照:エネチェンジ

使わないコンセントを抜く

家電製品は使用していないときでも「待機電力(電源オフでもコンセントにつながっていると消費する電力)」を消費しています。待機電力は自宅で使用する電力量の約6%(※3)といわれているため、少しでも節電するなら使用しない家電製品のコンセントを抜くようにしましょう。

※3 参照:Wikipedia

夏や冬に有効なグッズを活用する

夏や冬でも快適に過ごせるようなグッズを活用することで、少しでも電気の消費量を抑えることができます。主なグッズは以下のとおりです。

【夏を快適に過ごすグッズ】

  • 冷感触感アイテム
    (シーツ・タオル・ラグマット・スカーフなど)
  • 冷却スプレー
  • 制汗シート
  • アイスバッグ
  • すだれ
  • 遮熱カーテン
  • シーリングファン
  • 扇風機
  • 冷風機
  • サーキュレーター
  • 除湿グッズ など

【冬を快適に過ごすグッズ】

  • 発熱・保温効果の高い寝具

(羽毛布団・Nウォーム・敷きパッド)

  • 防寒着

(ウィンドブレーカー・電熱ジャケットなど)

  • 保温性能が高い衣料品

(ヒートテック系のインナー・モコモコのルームウェア・靴下・手袋など)

  • 遮熱カーテン
  • ウォームリング
  • こたつ
  • 湯たんぽ
  • フットウォーマー
  • 電気ブランケット
  • パネルヒーター など

単体では効果が薄いものもありますので、複数を組み合わせることで快適性が増すでしょう。

家を長期間空ける時はブレーカーを落とす

旅行や出張などで家を長期間空ける際は、ブレーカー事体を落とすのも有効です。ブレーカーを落とすことで、細かい部分まで待機電力を一気になくすことができます。注意点としては、完全に電力供給ができなくなるため、例えば「冷蔵庫の中身がないことを確認する」などをしてからブレーカーを落としましょう。ブレーカーを落とせない場合は、消費電力の高いテレビやエアコンなどの電源を抜いておくと節電になります。

電力会社や電気料金プランを見直す

電力会社や電気料金プランを見直すことで節約できる可能性があります。電力会社にしても旧電力と新電力があり、それぞれに特徴や料金が異なります。改めて現状の生活スタイルや家族人数、季節ごとの料金、電力使用量などを考慮して、最適な電力会社や電気料金プランを選ぶことが大切です。例えば電気とガスをセットで申し込むと、「セット割」などが適応されることがあります。オール電化なら専用のプランを探してみてください。それぞれ単体で契約したほうが安くなる場合もあるため、様々なプランを検討してみましょう。

太陽光などの自然エネルギーを活用する

太陽光や空気熱など自然エネルギーを活用することで、大幅な節約につながる可能性があります。今回は以下の設備をご紹介します。

  • 太陽光発電
  • 蓄電池
  • エコキュート

それぞれ解説します。

太陽光発電のメリット・デメリット

太陽光発電は太陽光を利用して電気を作り出す設備です。メリットは作り出された電気を0円で利用できることで、自家消費に活用すれば電力会社からの買電を減らせるため、大幅な節約につながります。また状況次第では太陽光発電だけでも自家消費できる場合もあります。その他、電力会社へ売電できることや停電対策になるのもメリットです。一方でデメリットは導入費用が高額で、天候や環境で発電効率が変化することで電気を安定的に作り出せない可能性などがあります。ただし補助金を活用すればお得に導入できたり、事前に自宅に合う太陽光発電を検討したりすれば最適なものが見つかるでしょう。

蓄電池のメリット・デメリット

蓄電池は自然エネルギーで電気を作り出すことはできませんが、電力会社や太陽光発電の電気を貯めておける補助的な設備です。メリットは太陽光発電の余剰電力を貯めておいて、電気料金が高くなる時間帯に使用できたり、停電時に自宅へ給電できる点です。一方でデメリットは、導入費用が高額で設置場所が必要になるなどがあります。こちらも補助金を活用すれば導入費用を抑えることができ、様々な大きさの蓄電池が販売されているため、自宅に合うものが見つけやすくなっています。

エコキュートのメリット・デメリット

エコキュートは空気中の熱を利用して、効率よくお湯を沸かす設備です。メリットはガスや石油よりも高機能で利便性や省エネ性能が高いため、電気料金の削減に貢献してくれます。太陽光発電の電気を活用すれば、昼間でもお得にお湯を沸かすことが可能です。また停電時には、貯湯タンク内のお湯や水を生活用水(飲料はできない)に使用することもできます。一方でデメリットは、こちらも導入費用が高額でお湯切れの心配があるなど気になる点はあります。エコキュートも補助金が活用できる可能性がありますし、事前に沸き増しするなどの対策でお湯切れを防ぐことができます。

太陽光発電や蓄電池などを活用するポイント

太陽光発電や蓄電池などを活用するポイントは以下のとおりです。

  • 自宅の環境や生活スタイルなどに合うものを選択する
  • 相見積もりをする
  • 補助金を活用する

それぞれ解説します。

自宅の環境や生活スタイルなどに合うものを選択する

自宅の環境や生活スタイルなど、合うものを選択すると最大限に活用できます。例えば太陽光発電であれば屋根の大きさや形を考慮したり、日照量が少なくても発電効率の高いものを選択するなどです。蓄電池やエコキュートは容量が大きいほど高くなるため、家族人数や生活スタイルに合うものを選択すれば、導入費用を回収しやすくなります。

相見積もりをする

太陽光発電や蓄電池などの設備は様々な業者が販売しており、価格や工事費などがバラバラです。なかには相場とかけ離れた金額を提示する悪徳な業者がいる可能性があるため、必ず複数社から相見積もりを取りましょう。相場の金額が見えてくるだけではなく、問い合わせた際に業者の接客対応の質なども確認できます。

補助金を活用する

太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどは設備の導入費用が高額ですが、国や地方自治体から補助金が出ている可能性があります。少しでも導入費用を抑えるために活用しましょう。金額や対象要件などは、補助金によって異なりますので、自身で調べたり業者に聞いたりしましょう。補助金の申請は、手続きが複雑で手順を間違えると申請が通らないことがあるため、業者に代行してもらうことをおすすめします。

まとめ

近年はウクライナ侵攻や円安の影響で、あらゆる物価が上がってきています。そのなかには燃料費の高騰による電気料金も含まれています。このような状況で、大幅な業績悪化により東京電力が10年ぶりに値上げすることを発表しました。他の電力会社も値上げに向けて動き出しています。値上がりする電気料金に対して消費者ができることは、「指を加えて見る」ことではなく「自発的に電気を節電する」ことです。

本記事の内容を参考にして頂き、今すぐできる節電対策を実践しつつ、根本的に電気会社に依存しないような設備(太陽光発電など)の導入も検討してみましょう。導入費用は高めですが、補助金を活用すればお得に手に入れることも可能です。長期的な目線で見れば、大きな節電効果が期待できます。早めに取り組むほど効果を実感しやすいため、できることからコツコツと始めてみましょう。

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